友人に非常に優秀で超まじめな男性がいます。仮にK君としておきましょう。歳は私より15,6歳若いはず。昔から日本の前途を憂い、新聞や雑誌をよく読み、時局講演会などにも出席して見聞を広めていました。だが4,5年ほど前から、国の先行きにすこぶる悲観的になり、絶望感とも言える思いを抱くようになりました。
原因は、政府攻撃のためならどんな汚い手を使っても構わないと思い込んでいる一部のマスコミと、世界で退潮いちじるしい社会主義を、いまだに「すばらしいシステムだ」と信じ込んで、ベルリンの壁が崩れようがなにがあろうが、絶対にこの見方を変えない政治勢力が、依然としてかなりの力を持っていること。その結果、そうしたイデオロギーを広めようとしている国々に洗脳され、おだてられて、国の安全をあやうくするような言葉をまき散らす論客や政党が、いること。彼らの言動に対して、力強く反撃できない政府与党のあまりの小心さ、意気地のなさへの失望感などです。
「これでは日本は滅びてしまう」という彼の思いは募り、講演会などにも出なくなり、かつて期待し、尊敬までしていた論客たちを、「あの人たちは所詮現実を変えられない秀才上がりのエリートにすぎない」と思うようになってしまいました。
私の見るところ、彼と同じような思いを抱いている保守派の論客はかなりいます。だからK君がこうした見方をするのは無理もありません。しかしここ1か月ほどの間に、コロナウィルス対策をめぐって、彼らの失望感は安倍政権にも向けられるようになりました。安倍離れが進んでいます。とは言っても、「次はこの人(この党)だ」と思える候補が見当たらないのが現状です。
こういう「心が落ち込み現状に幻滅した」人々を、元気づける薬はないものでしょうか? 次回はご一緒に考えてみたいと思います。
原因は、政府攻撃のためならどんな汚い手を使っても構わないと思い込んでいる一部のマスコミと、世界で退潮いちじるしい社会主義を、いまだに「すばらしいシステムだ」と信じ込んで、ベルリンの壁が崩れようがなにがあろうが、絶対にこの見方を変えない政治勢力が、依然としてかなりの力を持っていること。その結果、そうしたイデオロギーを広めようとしている国々に洗脳され、おだてられて、国の安全をあやうくするような言葉をまき散らす論客や政党が、いること。彼らの言動に対して、力強く反撃できない政府与党のあまりの小心さ、意気地のなさへの失望感などです。
「これでは日本は滅びてしまう」という彼の思いは募り、講演会などにも出なくなり、かつて期待し、尊敬までしていた論客たちを、「あの人たちは所詮現実を変えられない秀才上がりのエリートにすぎない」と思うようになってしまいました。
私の見るところ、彼と同じような思いを抱いている保守派の論客はかなりいます。だからK君がこうした見方をするのは無理もありません。しかしここ1か月ほどの間に、コロナウィルス対策をめぐって、彼らの失望感は安倍政権にも向けられるようになりました。安倍離れが進んでいます。とは言っても、「次はこの人(この党)だ」と思える候補が見当たらないのが現状です。
こういう「心が落ち込み現状に幻滅した」人々を、元気づける薬はないものでしょうか? 次回はご一緒に考えてみたいと思います。