田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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気のせい?

2011-05-21 02:18:23 | Weblog
濃密な日々が続いている。
この土日は完全休養。
寝る。



17日のライブ、少々前準備の時間が少なく、練習は主に私の曲「エレベーター」「神隠し」と、ラストの「見上げてごらん」中心であった。
血刃了に私が絡むのは何度もあったが、私の曲にチバ君とリョウ君が2人とも絡むのは初めて。
何せ血刃了、バックバンドなんかやる気はないから(笑)、こんな音量のバックで歌うのは難儀であったが、練習している内に何かこの状態で歌う‘コツ’がつかめたりして、これはこれで面白かったな。
本番で出来てたかどうかは不明です。
こういうのも本番を重ねないと、身にはつかないだろう。
身につくほど今後やるかも不明です(笑)。

チバ君の曲は以前やったから、初の「グスク山」以外、ほぼ本番一発にかける感じ。
それはそれで、スリリングなステージになったと思う。

しかしやはり、練習すべきと痛切に思ったのは、後日友情山脈のCDを聞いた時。
この日、聴きに来てくれた函館くんが、昨年11月に友情+私でのステージ録音をCDにしたものを持ってきてくれて、翌日の夜に聞いたのだけど、そりゃもう私のピアノは冴えわたっているのである。
なんせ友情山脈は熱烈練習。あの友情+私の日は、積み重ねた練習量の成果と本番の超ハイテンションで、改めて聞くと全員出色の出来なのだ。

うむ、これは今回、深く反省すべき点である。
もっと良いピアノが弾けたと思うから。せっかくの滅多に出来ないステージだったからね。
随分荒かった。荒過ぎるなと思いながら弾いてたし。
スタンドの高さも問題があった。
立ち弾きの場合、パワーのあるタッチと細かい指弾きを両立できる適切な高さがあったりするんである、私の場合。
今回はパワー優先にしましたけどね。(笑)

ミッションズさ~ん、お願いだから是非四つ足のスタンド入れてちょうだいな~。
私ももっと練習するから~~!
エックス型スタンドは、エレピを落としそうになるから、怖いのよ~~。

リハより本番の方がずっと互いの音や歌が聴きやすく、照明も非常に力を入れてくれているのが感じられたし、3人の集中力もお客さんの空気も良い緊張感を保ち続けられて、演者、スタッフ、お客さん、すべての人によって作られた、非常に貴重な素晴らしい70分のステージ空間となったのは、本当に幸福である。
私の周辺では、ドラマチックな構成と(リョウ君、お手柄!)、ギタリスト・チバ大三が評判でしたよ♪



こういうライブの時、本番前、自分の曲より他人の曲の方が脳みそグルグルになるんだが、今回は本番の前はそんな事なかったんだけど、あんま練習しなかったからさ。
ところが凄まじい気合で弾いた本番後、チバ君の曲が脳みそグルグルを起こし、早々に次が迫ってる私にとっては、それはとっても困る状態であり、早く出てって欲しかったのであるが出てってくれず、チバ君の曲がグルグルしてる中で函館くんを聴くという、あんま気分のいい状態でなく、19日友情のライブを見た。
しかし、憧れの矢野絢子さんとのブッキングに舞い上がりまくった函館くんの妙な超ハイテンションで、やっとチバ曲が脳みそから撤退してくれた。
やっぱり函館くんは凄い!
函館くんは、矢野絢子さんが「パン、買ってこい!」と言ったら、買ってくるそうだ。
で、矢野絢子さんに、本番中「函館くん、パン買ってこい!」と言われて、嬉しそうだった。

初めてピアノの弾き語り、矢野絢子を聴く。
うわさ通り、迫力のあるボーカルと力強いピアノ。
上手いなぁ、と思った。
‘ライブ’が上手い。聴かせるのも乗せるのも。
先日ナカムラサトコさんのピアノ弾き語りを聴いたが、その時も同じことを思った。
う~む、私はつくづくアマチュアだわぁ、と実感。
そして、ピアノはもっと丁寧に弾こうと、再度反省。力強いと丁寧は両立するのである。
勉強させてもらったが、さすがに歌詞は若いよなぁ、というのが正直なところだった。



20日、栄東さんのライブ。
ブッキングの若者2人、なかなかな奴らであった。

淳平マックススピード(渡辺淳平)君は、非常に遅い‘マックス’スピードなんだが、スピード感のない函館くんって感じなんで、私は受けまくっていた。
‘踵が鳴りやまず’だぜぇ!
この時勢に合わせたんだか関係ないんだか「東北の女の子」っていう歌とかさ。
言葉を一文字一文字発するような歌唱が実に良い!
終演後、「私はあなたが好きよ!」と告白し、Macky’s House vol.8のチラシを押しつけ、「友情山脈を見なさい!函館くんは必ずや、あなたのハートを鷲掴みにするでしょう!!」と勧誘しておいた。

柿崎タカヒロ君というのは、誠実な好青年風のマックススピード君と対照的な反抗的青年風なんだが、これまた良い詩を書いてくるんである。
リフレインの使い方が絶妙。聴く側の記憶にしっかりと刻むような歌詞運びは、それこそブログに書くようなものを並べたような詩とは性質の違う、練り上げた詩作なのだ。
特に、危篤状態にあるという友人に送る歌は、泣けた。

栄東さんと10月にツアーご一緒したかったのだが、日程が合わず来年に持ち越し。
でも、それにまつわる色んな事を話した。
もっともっと、聴いて欲しいんだよ、栄東さんの真っ直ぐなブルースを、特に若い人達に!
案の定、マックススピード君はかぶりつきで、食い入るように見入っていた。
なんとか積極的に‘きっかけ作り’を私はしたいのだ、ここまで育ててもらったお礼に。
2人とも元気なうちに!(笑)



実は1ヶ月ほど前から、両腕が変な痺れ方をするようになり、ずっとダルい状態が続いている。
血刃了との日も、結構キツかったりしたのだ。
商売道具の腕がイカレるとヤバいので、医者嫌いの私も仕方なく来週病院に行く事にしている。
栄東さんにその症状の話をしたら、あ、栄東さんは指圧師なんですが、頸椎かもしれんな、と言っていた。
しかしリハの後、「頸椎が悪い人が、あんなタッチでピアノは弾けないよ」と笑われた。
「ただの肩こりかもしれんよ。」
だって。。

肩こりで、こんな痺れ方するのかよぉぉ。。
てか、年取ると、肩こりがこんな症状になるんでは、むしろ大問題である。
私としては、ちょっと病気っぽい方向であって欲しいと、こうなると思ったりしている。