神居古潭
深川から旭川に向かう国道12号線石狩川沿いに車を走らすと神居古潭峡谷があります。ここは急流で大雨になると川の水があふれそのため通行止めになることも多く交通の難所といわれていました。
むかしはアイヌの人々にとって石狩川の豊かな自然に恵まれた重要な生活の場でした。久しぶりに2時間ほど立ち寄って散策してきました。
人生は旅路 夫婦は鉄路
平岩弓枝さんの小説「旅路」は大正から終戦までの激動の時代を生きた庶民の姿を感動的に描かれた作品です。
昭和42年4月からここ神居古潭を舞台に日色ともえさん主演でNHK朝ドラが放映されました。その時の記念碑です。
神居古潭大橋 (つり橋で100人以上は渡れません)
明治31年7月16日 滝川から旭川まで鉄道が開通した
神居古潭駅舎
明治34年12月3日神居古潭簡易停車場として設置されました。
九条武子の碑
たぎつ波ましろう白う岩に散る神居古潭のくびれるまひる
アイヌ伝説
神居古潭には数多くアイヌの伝説があります。そのうちの一つ紹介します
むかし、神居古潭にニッネカムイという凶悪な魔人が住んでおり、アイヌの人々を苦しめていた。
あるとき、この魔人が、大岩を石狩川のいちばん狭いところに投げ込みアイヌの人々を溺死させようと企んだ。
これを見ていたヌプリカムイの熊は、アイヌの人々を救おうと岩を取り除いて水を流した。
魔人は怒って熊に襲いかかる。そこに神サマイクルが現れ格闘となるが、魔人は力尽き逃げ出し足を泥にとられサマイクルに切りつけられ殺された。