爺のつぶやき

後期高齢者で知識や話題に乏しい田舎ジジイですが、
見たり聞いたりその日の出来事をつぶやいています。

原発再稼動なぜ急ぐ

2012-04-17 16:25:05 | あれこれ
野田首相らは大飯原発3,4号機は再稼動の基準を満たすと判断し、枝野経産相が福井県知事とおおい町長に同意を要請した。

新聞雑誌やテレビで「再稼動しなくても大丈夫」、「夏の電力が足りなくなる」など報道されている。
どちらが正しいのかよくわからない。

廃止予定の原子力安全・保安院がストレステストの一時評価を妥当とし、再稼動の可否を決める安全基準を即席で作り、それに沿って関電に早々に実施計画書を提出させ、10日間で数回開催された閣僚会合で承認した。
誰が見ても最初から再稼動ありきの筋書きである。


16日には名古屋で仙谷さん「止めた場合、経済と生活がどうなるか、・・・集団自殺をすることになってしまうのではないか」と発言があった。
安全安心を危惧する国民の気持ちを逆なでしてまで産業界に擦り寄る政府の対応に怒りさえ感じる。
さらに、4者協議に仙谷さんの姿が映っていたが、再稼動は仙谷主導で行われたのでないかと疑いを持つている。


原発事故後、福島から追われるように避難してきた人がこのマチにも何組かいる。住民も原発事故や電力事情について関心を持っようになった。
地元労連の呼びかけによるものだが、「原発ゼロの将来のエネルギーはどうすべきか」、シンポジュウムなどが開かれている。

なかでも「北海道泊原発を含めて53基もある原発をゼロにできるのか・・・?」「核のゴミといわれる高レベル放射性廃棄物の処理はどうなるのか・・・?」、「われわれはどう節電すればいいのか・・・?」など議論が絶えない。

政府与党のエネPT、事故PTにおいても意見分かれている。
福島事故の原因も道半ばの現状で「政治主導」といって、経済優先で野田政権は原発再稼動に走る。





野田政権は、増税は待ったなし、TPPはバスに乗り遅れる、原発再稼動は夏の電力不足、すべて議論が尽くされないままで走る。

そして、「メルトダウンはしてません」「直ちに健康に影響はない」などウソの情報を新聞テレビで流す。

これでは国民の理解は決して得られない。








コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする