議会は、予算決算委員会、保健福祉委員会、そして明日から締めくくり質疑と、
一般質問終了後もあわただしい毎日です。
そんなこんなで、1週間以上も前のことなんですが、東京の明治公園で
「さようなら原発5万人集会」が、
ノーベル賞作家の大江健三郎さんらの呼びかけで行われました。
赤旗新聞はもちろんですが、地元紙にも一面に掲載されました。
大江健三郎さんは「私たちは原発に抵抗する意思を
持っていることを想像力を持たない政党幹部や
経団連の実力者に思い知らせる必要があります。
そのためにできることは、民主主義の集会、
市民のデモしかないのです。」
と呼びかけました。
現在、国内には54基の原子炉が存在しますが、その一方で
多くの原発建設を断念・中止に追い込んだ
住民運動があることを忘れてはならないと思います。
大江さんの発言は「政治は誰のためにあるのか」
その原点を再確認できる発言でした。
6万人が集う集会が開かれていた時、私は何をしていたかというと…
やってました街頭宣伝。こちらは、2人。
健軍商店街の通行人や道行くドライバーのみなさんに
「期限を決めて原発からの撤退を」と訴えました。
まぁ6万人集会ほど聴衆はいませんでしたが、心をこめて訴えました。
立ち止まって聴いてくれたおばあちゃんありがとう。
手を振ってくれた高校生ありがとう。
この日は全国各地で、集会に呼応し、無数の集会や宣伝なども行われています。
集会に行けなくて残念でしたが、「原発ノー!」の思いがいかに
大きいのか改めて再確認できたこと、またこういう意思を持った人たちと
連帯できたことをうれしく思います。
原発問題は、「推進派」vs「撤退派」との構図で見られがちですが、
大江発言でもあるように
「原発利権の擁護者」vs「住民・市民」
という見方が正しいような気がします。
住民の連帯が少しでも広がり深まるよう頑張りたいと思います。