先日の名古屋でのトリプル投票の結果を受け、
大阪の橋下知事は「既存政党への嫌気。議会に対する不信の象徴」と
語りました。
多くのメディアも既存政党の敗北という視点で
報道していたように思います。
確かに暮らしが大変な状況のもとで、
政治への不信は高まっていることに間違いはありません。
しかし今回の報道に対し私は、「改革派?」市長と
既存政党との対立といういかにもテレビ受けする構図を独り歩きさせ、
市民や国民の暮らしを痛めつけている根本原因を報じないメディアの
在り方に怖さを感じました。
日本共産党は、日本の政治悪の根源に「財界・大企業の
利潤優先の政治」「アメリカにものを言えない政治」が
あることを明らかにし、ここにメスを入れる為に国民とともに
たたかってきた政党です。
二つの政治悪の枠内から抜け出せない自民党や民主党とは
立場を異にしています。
政治をまじめに考え、市民の暮らしをよくしたいと考えるならば
「既存政党」をひとくくりにし、単純化する風潮に
組みするわけにはいきません。
市民の方々としっかりと対話を重ね、
暮らしの改善に取り組みたいと思います。