10月からのたばこの値上げを機に、禁煙に挑戦しようと
思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身も4年前までたばこをこよなく愛す愛煙家でした。
禁煙外来が医療保険の対象となったことを機に禁煙に挑戦し、
なんとか今まで禁煙が続いています。
テレビのCMでもありましたが、禁煙に根性は必要ありません。
私なりに考える「禁煙に成功するコツ」のようなものは次のことです。
①たばこを吸うことを正しく認識すること
たばこを吸うと気分が休まる、落ち着くなどの気持ちは主観的なものであって、
喫煙は依存性のあるニコチンを補充する作業の繰りかえしであることを認識する。
②たばこを吸う習慣・くせこそが最大の敵
であり、その習慣を忘れることが最も大切
食事の後、運転中、会議の後、考えが煮詰まったときなどたばこを吸っていたシーン
になると体が覚えているため、意識の有無にかかわらず吸いたくなることが禁煙を
阻む最大の敵です。これを忘れれば禁煙は9割成功したとも言えます。
の2点です。
①をクリアすることで、たばこを失う焦燥感や怖さのようなものを
克服することができます。
また、②については、私の場合は禁煙外来を利用して、パッチでニコチンを
取り入れながら、2ヶ月かけてたばこを吸う習慣を体から忘れさせました。
その後は特別な根性も必要なく、禁煙を続けています。
多少の禁断症状も、それを感じれば感じるほどたばこがなくても
普通の体に近づいている信号だと思えば、心地よい苦痛です。
たばこの鎖に縛られていた体が、本来の体にもどるよろこびは
喫煙を経験した人にしかわかりません。
禁煙を望まれるかたが一人でも多く成功されるよう心から願っています。