マックンのメモ日記

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餌の汚染牧草配布廃止で、被曝牛風前の命!

2013-08-25 23:09:04 | 政治(国内・海外)
東京電力福島第一原発20キロ圏内で被爆した牛を飼う畜産農家が、餌の入手に困っています。放射性物質に汚染された牧草の焼却処分を国が始め、農家に回ってこなく待っているのです。事故後に農家の収入は途絶え、牛の命を繋ぐには、無償で貰ってくる汚染牧草に頼らざるを得なかったのです。現状を訴えても国は耳を貸さず、農家は途方に暮れています。

福島県浪江町の「希望の牧場・ふくしま」では他の農家から預かった牛を含め約350頭を飼っています。被曝家畜としての価値はなくなってしまいましたが、それでも「原発事故が起きたからと言って、簡単に命を奪うわけにはいかない」と国が求める殺処分を断ってきたのです。

今年7月、同鮫川村に汚染牧草50トンの提供を求め、断られました。事故後に刈り取られた汚染牧草を村は保管しており、昨夏は135トンを貰えたのです。今年は当てが外れた格好です。理由は国の方針だったのです。環境省は村に汚染ごみを燃やす焼却炉設置し、その運転が19日に始まるのです。環境省の担当者は「村から相談があった。牛に与えると放射能物質を含む糞が出て回収ができなくなる。焼却するよう村に伝えた」と説明。焼却して胚にすることで傘を減らし、中間処理施設で保管するのが狙いなのですが、放射能物質は減らないのです。

窮状を訴え、他の農家から牧草を貰ったが、残りは1週間分ほどしかないのです。他に大量の牧草が入る目途もないのです。牧場スタッフの人は「被曝した牛は原発事故の生き証人。支援を国は考えてほしい」と訴えています。他でも事情は同じで、同県富岡町で動物の保護をするNPO法人「頑張る福島」は50頭の牛を飼っています。他県からも牧草を集めようと試みたのですが、焼却を理由に断られてしまいました。牧場の牧草も秋にはなくなってしまいます。代表の村松さんは「このままでは冬は越せない。どうやって生かしていけばいいのか」と頭を抱えています。

こうした話を聞くと人間の都合で起こした事故のために、牧草が手に入らず秋には餌がなくなると言うのに、またしても人間の勝手で、汚染牧草を焼却処分にすると言うのですが、焼却したところで放射能物質の量が減るわけでもなく、いったい何のための焼却なのでしょう。糞が回収できなくなると言いますが、その前に餌不足で牛は死んでしまうのです。いくら汚染された牛と言えどもそのまま放置して死なせても良いのでしょうか?せめて命だけでもつなげてあげることはできないのでしょうか。事務的にな対処をするのではなく血の通った行政ができないようでは、これからも切り捨てられる命が出てくるでしょう。