マックンのメモ日記

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JR東海のリニア新幹線、営業車両で500キロ試験走行する!

2013-08-29 21:14:08 | 宇宙・サイエンス・科学技術
JR東海は29日、2027年の開業を目指すリニア中央新幹線の本格的な試験走行を始めました。営業仕様の新型車両「L0系」を使い、最高時速500キロメートルで走行。従来の2.3倍に延伸した全長約43キロメートルの実験線で高速走行時の車両性能の確認のほか、ガイドウエイと呼ぶ線路の上をスムーズに走行できるかなど営業運転に向けた試験を繰り返えします。

リニア新幹線は東京・品川―名古屋間を40分、東京―大阪間を67分で結ぶ計画で、27年に名古屋まで、45年に大阪までの全面開業を目指しており、来年度から本格的な工事に着手します。山梨県都留市で同日開いた「出発式」に出席した太田昭宏国土交通相は「リニアは三大都市圏間の人の流れを劇的に変え経済活動にも大きなインパクトを与える」と強調。JR東海の葛西敬之会長は「21世紀の超高速陸上輸送をリードする超電導リニアが走り始めることは、世界の交通技術史上に記念すべき足跡を残すことになる」と述べました。今後、実験線での試験走行を繰り返し、来年にも一般向けの試乗会を実施するとみられます。

リニア新幹線は、東京-名古屋間約286キロのほとんどがトンネルで、地上部分は全体の13%の約38キロしかありません。しかも地上走行区間の軌道を「土管」のようにコンクリート製の防音フードですっぽり覆う計画だそうですが、それには小さな窓がついていてぱらぱら漫画の要領で外の形式が見えるように工夫しているそうです。ただその景色が見るに堪えるのか耐えられないのはまだわかりません。いずれにしても、防音という事もあって全線チューブのようなフードが付くこともあり景色は望めそうもありません。

それに、リニア新幹線は、最高時速約500キロで走るため、風切り音が大きく、騒音対策が不可欠なため、「新幹線の騒音の環境基準(住宅地で70デシベル以下)を満たそうとすれば、コンクリート製フードで覆うのが最も合理的」と説明していますが、そのとおりでしょう。そのためそのような構造になってしまうのですが、せっかく世界文化遺産に登録された富士山を見ようと思ってもきれいな姿が見られるのでしょうか?ちょっと心配ですね。

しかし時速500キロメートルで走行している割には室内の振動は現行の新幹線並みに抑えられていると言いますが、試乗会の映像を見る限りでは少々振動は大きく感じられました。たださすが500キロメートルの速さだけあって加速度感は飛行機並みの体感だそうです。3~4分後にはちょっと耳がキーンとして500キロメートルに達するそうで、その速さは、リニア新幹線が名古屋に着くころには従来の新幹線はまだ静岡辺りを走っていると言いますから、その速さが分かろうというものです。ちなみに「のぞみ」は250キロメートルですから、リニアはその倍の速さで走っているのですから速くても当然です。

ちなみに、時間と料金の方ですが、従来の新幹線は東京~名古屋間が1時間35分ですが、リニアは40分。料金は10,980円がリニアはプラス700円で済むそうです。ただ国立社会保障・人口問題研究所によると、30年の日本の人口は10年に比べて約9%減少する見通しで、需要への影響を懸念する声もあります。人口推計が正しければ高速鉄道の利用は減少するだろうと言う人もいます。