マックンのメモ日記

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企業が過剰リンクの削除を急ぐ理由!それはグーグルがルールを改定したため!

2013-08-06 22:52:48 | ネット、ビジネス、IT
米グーグルは検索エンジンのプログラムを変更し、無意味なリンクが多いサイトは順位が下がるようにしました。グーグルは利用者の目線を重視して検索ルールを定めていて、サイト作りの規範となっており、影響力は強まっています。そのため企業間で、外部のブログなどに乗せてもらっていた自社サイトへの過剰なリンクを削除する動きが急増しているそうです。

こうしたグーグルによるルール変更がされていたという事を知っていましたか?未だリンクは多いほうが良いとたくさんリンクをしている人も多いのではないでしょうか。グーグルではプログラムを「ほぼ毎日改善」しており、昨年4月と今年5月には「ペンギンアップデート」と呼ばれる大改定を実施していたのです。検索に使う200以上の要素の中で「リンクの多さ」は重要な要素の一つとなっていますが、この点を弱手にとって順位を操作する行為を一掃するのが狙いだったのです。

ネット選挙でも順位操作をうたう業者の利用について「グーグルのガイドラインに違反する行為があれば、検索結果から削除する可能性もある」と警鐘を鳴らしています。グーグルの検索エンジンの世界シェアは7割近く、企業サイトが検索で上位に入れば、新商品などの宣伝効果は大きいのです。近年、企業は外部のサイトやブログにリンクを張ってもらい、検索でヒットしやすいようにする手法を取っていたのはご存じのとおりです。

しかも中には、お金を払って利用者のブログにリンクだけ張ってもらうなど「ブログの本文とは関係ないリンクを乱造する例も目立ようになったのです。こうした状況はSEO(検索エンジン最適化)と呼ばれるサービスで悪質業者が出現したことと関係があります。SEOは本来、サイトの内容を改善することで検索順位の引き上げを目指すサービスですが、リンクを羅列しただけのサイトや、特定サイトに誘導する仕掛けを作って順位を上げようとする業者も目立ちます。米国では不公平な競争方法の可能性があるとして米連邦取引委員会が情報を受けているそうです。

グーグルんが実施した改定の影響は大きく、SEO市場調査などを行うアウンコンサルティングの菊池役員は「米国ではアップデート後に全体の約2%に順位の変動があったようだ」と話しています。過去に順位引き上げを狙って乱造した無意味なリンクが「負の遺産」に変わり、検索結果を下げたことになります。順位が落ちた企業はグーグルに再審査を申請できるのですが、サイトの問題点を既に修正した事や、単に検索プログラムの変更で順位が下がったのではないと証明する必要があり、すぐ対応してもらえるわけではありません。

また改定に乗じてわざと不適切なリンクを作り、標的サイトを勝手に下げる行為も懸念されています。そのためグーグルはサイト側が自らの判断でリンクを拒否できる手法も提供しました。「逆SEO」と呼ばれるサービスでも悪質業者が登場し、グーグルなどが問題視しています。例えば、自分の名前を検索し、中傷ブログが上位に表示された場合、似たようなダミーページを作ることで、中傷を書き込まれたブログの順位を相対的に下げる手法です。ネット選挙でも議員に売り込む業者も多かったようで、料金を取ったのに何もしない業者もおり、国民生活センターに相談が寄せられています。

逆SEO対策をして、思わぬ痛手をこうむることもあるそうです。都内のサービス会社は昨年、自社の商品名を検索すると批判ブログがトップに表示されたため業者に逆SEOを依頼。ブログの順位は多少下がったが、逆にダミーサイトが上位に表示されることがネット掲示板で話題になり炎上。対策を中断したのです。

検索結果が銅表示されるかは、企業のブランド戦略の中でも重要なポイントです。法律上の明確なルールのない中、検索エンジンで圧倒的なシェアを誇るグーグルのルールが法律に近い役割を果たし始めており、企業も配慮せざるを得なくなっているのです。今考えてみると、私のサイトも急に検索順位が下がったのでどうしてだろうと思っていましたが、こうしたグーグルによるルール変更があったのですね。あなたのサイトはどうですか?