あとだしなしよ

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書を捨てよ 町へ出よう

2006年12月20日 | さまざまなことを!
書を捨てよ 町へ出よう
1971年,昭和46年 人力飛行機舎+ATG
監督:寺山修司
撮影:鋤田正義
音楽:下田逸郎,J.A.シーザー,柳田博義
美術:林静一,榎本了壱
出演:佐々木英明、斎藤正治、小林由紀子

音楽がロックバンドサウンド+ミュージカル的合唱な感じで、廃盤のサントラ版が欲しくなってしまうくらい良いです。ハードロックというか前ミカバンド的なサウンドで、英米ものとも少し違うグルーブを感じます。(ニューロックっていうの?)カッコイイ。この音楽のおかげでいわゆる青森出身の寺山修司さんのエロアングラビンボー世界と少し離れた作品になっている気がします。鋤田正義さんのカメラもヨカッタ。60年代と70年代がクロスしていて、当時の時代の熱さが感じられて、「健さん愛してる」とか「私が娼婦に~」の下世話な感じとか、「ピース~ダダダ」や「フリーダム」の熱さとか良いです。さぶ?の同好人募集の人達の話などから、この時代は月給が2万から4万だった模様です。

コカコーラのビンの中のトカゲ
お前にはこのビンを割って出てくる力なんてあるまい!
そうだろう にっぽん!
海峡にしぶく ウラン! (恨み?)
身を捨てるのに 値するだろうか?
祖国よぉ!
身を捨てるのに 値するだろうか?
祖国よぉ!

*絶叫している為、よく聞き取れず…

ラストシーンの連続する顔はみんなカッコイイと思いました。

第45回(1971年度)キネマ旬報ベストテン 第9位


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