あとだしなしよ

Japanese text only..
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グリーン・レボリューション - 杉山龍丸

2007年06月12日 | 

こんなにスゴイ人がいたとはシリマセンでした。
インドの砂漠地帯を
衛星写真からも確認できるほどの
広大な範囲で緑化することで、

雨期のモウレツな洪水を押さえ、
乾期のキョウレツな日照りから、
水源を確保し
農林業を発展させ
民を餓死から救い
彼らの経済的自立を達成した。

1950年代から四半世紀以上モノの長き時間のなかで、
緑化事業を私財を投げ売って行ったスバラシイひとで、
砂漠や土壌に対する深い知識と、
学者ではなく技術者であり実践者であり、
決して上から押し付けるのではない
インド人民に対する接し方など、
龍丸氏のどことなく父親である夢野久作と
似た文体の文章や考え方を
読んでいると感動してしまいました。
樹を植えることをしなかったインド人に
植林をし山を育てることを教えた。
(インド、中近東系(中国も)は
 樹を植えることをしない文明だそうで
 燃やすだけ燃やして、
 後はホッタラカシ。
 自然は克服するものである!!なのかな…
 あとはサバクが残るだけ…
 サトヤマや山岳信仰があり
 治山治水がアタリマエ!の日本は特殊のよう)

インドでは「インドの緑の父」とよばれ、
ガンジーを「ガンジイ爺」とよび、
お父さんはあの文豪の「夢野久作」で、
おじいさんは藩閥政治で私利私欲に走る明治政府の
オヤダマの「伊藤博文」を
「ケシカランヤツ」と暗殺しようとした
右翼の大物の「杉山茂丸」なのもモノスゴイ。
#茂丸さんは安倍晋三のおじいさんの岸信介の師匠らしい。

特にインドの半砂漠地帯で発生する
雨期の洪水と乾期の干ばつ対策においてのカツヤクは、
まるで粘菌からトルクの土民を救うナウシカのようでアリマス。
龍丸氏のことばを引用させて頂きます。

“グリーン・レボリューションとは一人、一人の人が、
 自ら樹を植え、それを育てることを行うことであり、
 それから起る人類の活動の変化、文化根底の在り方が変わり
 大自然の真の法則、真理に従ってゆくことなのです。
 それは政府、団体で行うのも良いでしょうが、
 本当のグリーン・レボリューションとは、
 どこまでも、一人、一人が自ら自覚してやるということです。

 グリーン・レボリューションとは何か - 杉山龍丸”
“現在では馬鹿といわれ、気違いといわれるでしょう。

いまさかんにいわれているエコロジストの大先輩がここにいるのである。

安倍晋三のおじさんで岸信介の弟の佐藤栄作氏も
杉山龍丸氏の活動に資金を出そうとしていたそうですが、
結局、日印政府からはまったく援助を受けられなかったそうです。

氏の思想については、杉山龍丸氏関連文書アーカイブ
で誠にありがたいことに読むことができますので、

- グリーン・レボリューションとは何か? 
- 世界の砂漠緑化問題について

のふたつを少し古い文献ではございますが、
ご一読をお勧めしたいのであります。
同アーカイブにある民俗学についての考察も
タイヘン面白かったです。
またご子息である杉山満丸氏の
グリーン・ファーザーも、
龍丸氏が緑化したインドの緑がみられる
大感動の書物らしいです。
#Google Mapだとどのへんなのだろうか。。

こちらのサイトも杉山龍丸氏にについて詳しく書かれています。

杉山龍丸


火よりオソロシイ放射性廃棄物や致命的事故の恐れがある
原発推進ナーンテ、ヤメヨウ。
痛んでいる山があるならば、
手入れをせねば。
林業の為に植えたスギ林も
見直したほうが良いのでは?

こっちの緑の革命はなんだかモノスゴク怪しげ…
ロックフェラーか……アグリビジネス、グローバリズム…
ノーベル賞による科学賛歌…
ウゥゥ…

阿部家破門