先週末に今シーズンのF1グランプリが開幕しました。海外現地観戦など私には遠い夢ですので、当ブログでは今シーズンのお気楽な予想でも、と思っていたのですが、開幕戦が行われるメルボルンで、まさにこれからレースイベントの週末が始まるという木曜日にFIA(国際自動車連盟)のレースディレクターとして各グランプリに帯同しているチャーリー・ホワイティング氏が急逝されるという悲しい出来事があり、そんな気分ではなくなってしまいました。
チャーリー・ホワイティング氏は、私が初めて鈴鹿のF1決勝を観戦した97年シーズンからF1の技術部門・安全部門の責任者であるレースディレクターを務められていました。私が初めてF1を見に行った95年のパシフィックグランプリでもすでにFIAの技術委員としてプログラムに名前が掲載されています。毎レース違う場所で行われるグランプリが安全に、フェアに行われるためにはルールの遵守やサーキット側の対策など、さまざまな努力が払われている訳ですが、レースディレクターというのは言うなればこうした現場を取り仕切る人物ですので、チーム、ドライバーに関係なく慕われ、また頼りにされており、開幕戦の決勝スタート前にはその突然の訃報を悼むチーム、ドライバーら関係者から黙祷が捧げられていました。普段はライバルとして戦い、時には醜い足の引っ張り合いすらもある世界ですが、一つの「共同体」として結束したり、一緒に何かをする、ということはF1では時折見かけることがあります。私たち観客がレース観戦を楽しむことができるのも、こういった人たちの有形無形の支えがあってこそですので、私のような一ファンにとっても、何か他人事ではない感があるのです。
さて、レースの方ですが、ホンダエンジンが復帰後ようやく表彰台を獲得ということで大いに盛り上がりましたね。ティフォシ(フェラーリファン)の私でもやはりこれは嬉しく、レース翌日などは郵便配達のスーパーカブですらカッコよく見えてしまうほどで、我ながら相当単純です(汗)。
私自身、ホンダの復帰に際しては「最初の1年はなかなか厳しいだろうし、表彰台に上がれるのは2年目の後半くらいかな」と思っていたのですが、現実はもっと厳しく、ホンダだけの要因ではないにせよ、いばらの道を歩むことになってしまいました。もちろん、市街地コースの開幕戦だけで判断はできないのですが、上位で走れるだけの性能、耐久性のあるエンジンができたというのは楽しみではあります。今シーズンからトップチームの一つ、レッドブルと後方を走るトロ・ロッソの2チームにエンジンを供給しており、両チームともドライバーがまだ若いという不安材料はありますが、1年間を通した活躍を期待しています。
決勝のメルセデスの速さを見ると、やはり今年も・・・と思ってしまいますし、精彩を欠いてしまったフェラーリが私などは心配です。巻き返しはできるのでしょうか。また、中団チームの争いも熾烈になっており、優勝経験のある(元チャンピオンも含めて)ドライバー達もひしめいていますので、1ポイントをめぐる争いも、激しくなりそうですし、またこういったドライバー達がレース巧者ぶりを見せて時には上位に顔を見せたりしたら・・・という期待も持てそうです。
そして、今シーズンからはレース中の最速ラップに対して1ポイントが与えられる制度が60年ぶりに復活しています。1950年にF1グランプリがスタートした際には、1~5位と最速ラップに対して得点が与えられていたのですが、後に1~6位が得点対象となったという経緯があります。最速ラップに得点が与えられたことで順位だけでない楽しみも生まれ、早速開幕戦でもレースの終盤まで目が離せなくなっていました。
ということで今季はどうなっていくか、シーズン中も折に触れてこのブログで書いていくことにしましょう。
チャーリー・ホワイティング氏は、私が初めて鈴鹿のF1決勝を観戦した97年シーズンからF1の技術部門・安全部門の責任者であるレースディレクターを務められていました。私が初めてF1を見に行った95年のパシフィックグランプリでもすでにFIAの技術委員としてプログラムに名前が掲載されています。毎レース違う場所で行われるグランプリが安全に、フェアに行われるためにはルールの遵守やサーキット側の対策など、さまざまな努力が払われている訳ですが、レースディレクターというのは言うなればこうした現場を取り仕切る人物ですので、チーム、ドライバーに関係なく慕われ、また頼りにされており、開幕戦の決勝スタート前にはその突然の訃報を悼むチーム、ドライバーら関係者から黙祷が捧げられていました。普段はライバルとして戦い、時には醜い足の引っ張り合いすらもある世界ですが、一つの「共同体」として結束したり、一緒に何かをする、ということはF1では時折見かけることがあります。私たち観客がレース観戦を楽しむことができるのも、こういった人たちの有形無形の支えがあってこそですので、私のような一ファンにとっても、何か他人事ではない感があるのです。
さて、レースの方ですが、ホンダエンジンが復帰後ようやく表彰台を獲得ということで大いに盛り上がりましたね。ティフォシ(フェラーリファン)の私でもやはりこれは嬉しく、レース翌日などは郵便配達のスーパーカブですらカッコよく見えてしまうほどで、我ながら相当単純です(汗)。
私自身、ホンダの復帰に際しては「最初の1年はなかなか厳しいだろうし、表彰台に上がれるのは2年目の後半くらいかな」と思っていたのですが、現実はもっと厳しく、ホンダだけの要因ではないにせよ、いばらの道を歩むことになってしまいました。もちろん、市街地コースの開幕戦だけで判断はできないのですが、上位で走れるだけの性能、耐久性のあるエンジンができたというのは楽しみではあります。今シーズンからトップチームの一つ、レッドブルと後方を走るトロ・ロッソの2チームにエンジンを供給しており、両チームともドライバーがまだ若いという不安材料はありますが、1年間を通した活躍を期待しています。
決勝のメルセデスの速さを見ると、やはり今年も・・・と思ってしまいますし、精彩を欠いてしまったフェラーリが私などは心配です。巻き返しはできるのでしょうか。また、中団チームの争いも熾烈になっており、優勝経験のある(元チャンピオンも含めて)ドライバー達もひしめいていますので、1ポイントをめぐる争いも、激しくなりそうですし、またこういったドライバー達がレース巧者ぶりを見せて時には上位に顔を見せたりしたら・・・という期待も持てそうです。
そして、今シーズンからはレース中の最速ラップに対して1ポイントが与えられる制度が60年ぶりに復活しています。1950年にF1グランプリがスタートした際には、1~5位と最速ラップに対して得点が与えられていたのですが、後に1~6位が得点対象となったという経緯があります。最速ラップに得点が与えられたことで順位だけでない楽しみも生まれ、早速開幕戦でもレースの終盤まで目が離せなくなっていました。
ということで今季はどうなっていくか、シーズン中も折に触れてこのブログで書いていくことにしましょう。