●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●京ぶらぶら。

2010年11月22日 | 番外編<その他>


平安神宮のつづきです。


▼大極殿
平安期の役所の建物を八分の五の大きさに再現したもの。左右33.3m。






▼左近の桜



平安時代より、紫宸殿(ししんでん)の南階下の東方に桜が植えられ、
儀式のときには左近衛府の官人らが、その側に列したことから「左近の桜」と名付けられた。
桜は、清らかさを大事にする日本人の心を表すものとして「日本の国花」にもなっている。
 
敷島(しきしま)の大和心を人とはば 朝日ににほふ山ざくらばな 本居宣長




▼右近の橘


平安時代以降、紫宸殿の南階下の西方に植えられた橘のことを「右近の橘」といい
「左近の桜」と併称される。
儀式のとき、右近衛府の役人がその側に列したことから、名付けられた。
橘は、蜜柑の仲間で唯一の野生種であり
その実は、古くから「常世国」の不老長寿の妙薬として珍重された。

 さつき待つ 花橘の香をかけば 昔のひとの袖の香ぞする 古今集



小さな実がなっていました。これが不老長寿の実か。



▼白虎楼

この右の方にお庭への入口があります。
いちど眺めたいと思っているのですが、まだ機会ありません。
この日も時間なく、あきらめました。






▼蒼龍楼



この楼は、西方の白虎楼(びゃっころう)と共に平安の朝堂院(ちょうどういん)の様式を模したものである。
屋根は四方流れ・五棟の入母屋造(いりもやづくり)・碧瓦本葺(みどりがわらほんぶき)が施されている。
蒼龍・白虎の名称は「この京都が四神(ししん)(蒼龍(そうりゅう)・白虎(びゃっこ)・
朱雀(すじゃく)・玄武(げんぶ))相応の地」とされたことに因むものである。
建坪 25坪(約82.7平方m)
桁行並び梁行 325尺(約9.85m)

仲良し二人が(ずっと)居たので、これ以上近づけず。










さぁそろそろ娘と待ち合わせの場所に戻ろう。
と思ったら、境内で懐かしいものを見かけました。
よくありましたよね、観光地に。



ここにも仲良しカップルが居て、向こうの石碑の言葉が
なにやら可笑しかった。



京阪三条までぶらぶら歩いて。



三条駅の上にあるKYOUENのお花屋さんのぞいて帰りました。






与謝野晶子の春の歌に
 清水へ祇園をよぎる桜月夜 今宵会う人みな美しき

というのがありますが、秋の京都の宵もみな美しく見えました。
そして、みんな若いなぁ。
青春の頃、ここですごした頃のことを(同じ道を歩いた頃を)ぽつんと思い出す
京の夜でした。
さて歳月はやさしかったのでしょうか。






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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (モモmama)
2010-11-22 10:34:38
2年前、京都に行った時、平安神宮には寄らなかったので
いつか機会があれば、ぜひ尋ねてみたいです。
朱色の赤が効いてますね。

マックスに近い紅葉。
京都の紅葉はやっぱり綺麗ですね~
また京都に行きたいです。
返信する
Unknown (タマ)
2010-11-22 13:55:07
京都いいね~ いっぱい行く所があって!!
左近の桜、右近の橘、雛飾りにあるのはこれ?
返信する
Unknown (あざみ)
2010-11-22 16:49:45
若かりし頃の思い出がいっぱいの京都
いいなあ~です

名古屋は すっかり様変わりして
私の知らない街になっちゃった・・・
返信する
雛飾り (みのこ)
2010-11-22 17:00:32
右近の橘、左近の桜で思い出しました、
雛飾り・・・あ~何年も飾っていません。

街路樹の紅葉見事ですね、
今年の秋は京都に行かなかったので
ひときわ美しさを感じます。
返信する
るなさん~こんにちは (guuchan)
2010-11-22 21:53:46
平安神宮、こんなに印象に残るほど綺麗だったという記憶がありません。

写真の撮り方?
色が塗り替えられて鮮やかになった?

何か清清しい空気が流れているようです。

返信する
Unknown (立山の麓から)
2010-11-23 00:13:10
今晩は。
平安神宮…お陰様で思い出しました。
右近の橘と左近の桜…脳の片隅に残っていましたよ。
でも、お神酒は覚えていません。
日本酒が好きなので、今度行きましたら買いましょう。
返信する
あ~京恋し! ()
2010-11-23 01:50:50
京都の神社仏閣は創建当時はみな朱と緑の鮮やかな
美しい建物だったのですよね。
平安神宮は華やかで、きれいですね

若い日を過ごした町を歩くと心の奥がキュンとする。
夢に溢れて一生懸命だった青春時代、街を行く若者の後ろ姿に若き日の自分を見つけて、
愛おしいほど懐かしくなる。
京都であればなおさらなのではないでしょうか。
るなさんのため息が聞こえました。
るなさんの歳月きっとやさしかったのだと思います
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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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