●地獄で食べる。＜九州編 その15＞

別府です。
街中に入ると、匂います。
車の中に居てさえ。

オットと二人で
これじゃ、少々（体から）臭いを噴出しても
わからへんね、と
しょうもないことをいい合いました。

別府の街を走っていたら、
展望台の案内。
そこへ行こう。


着いてみたら、テレビ塔が並ぶ、ほんとの展望台（だけ）
なにしろ寒くて、外にあまり立っていることができない。
が、景色はすばらしい。

名前は、もうすっかり忘れているけど。
調べてみたら、「十文字原展望台」かなとかすかに思う。





▼帰り道、次々に車が入っていくお店あり。
その前から、二人で「温泉玉子、食べたい～」と
車の中からきょろきょろ探していました。

大昔、別府の地獄巡りをしたときの思い出は、
ワニが居たこと
それから温泉玉子が、
とてつもなく美味しかったこと（だけ）。

義父と義母が一緒だったので、
多分、ひとつずつ食べたんだと思うのですが。
（若かったので、もっと食べたいと言い出せなかった…）

ここありそう、と、
前の車に続いて入ったのが、

明礬（みょうばん）温泉「岡本屋売店」でした。
駐車場も満杯でした。
（あとで、有名なお店だと知りました）



ここの温泉玉子は、地獄釜で蒸すらしい。
地獄蒸プリンというのもありました。





少し待って、熱々の玉子を～。
硫黄の匂いが少しあり、
ほんのり茶色をおびています。
あ～ほんとに美味しかった。

溝蓋からも蒸気が。
このあたりに家を建てるの、怖くなかったのかな。




これも立ち寄って看板を見て気がついたのですが、
湯の花の採取場でした。

この茅葺きの建物は、湯の花小屋と呼ばれ、
中に青粘土を敷き詰めてあります。
地下から吹き出す蒸気が栗石のすき間から青粘土の中に入り、
ガス中の成分と青粘土の成分が結晶します。

この結晶が湯の花で、
1カ月ほどかけて採取する
天然の入浴剤です。

私もいちばん小さな袋を買ってきました。
大きめのティーバックに入っています。
5袋500円だったっけ。

説明書を見ると、入浴後は直ちにお湯を落とし、浴槽をよく洗ってください。
との注意書きが。
で、いまだに未使用です。
体によさそうです。

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