●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●ビオラとハコベの寄せ植え。

2012年03月24日 | 番外編<植物>

大阪の街を歩いていたら、
道路端の花壇でビオラがぎっしり咲いていました。
おお、もりもりだ。



よ~く見ると、緑の植物は、ハコベ。
ビオラのふちどりにちょうどいいね。

【繁縷】(ハコベ)ナデシコ科ハコベ属の越年草
春の七草の「はこべら」です。



やわらかく、やさしいのに
はびこり力は、凄い。
あちこちで、ふわふわ育ちます。
とってもとっても、また生える。
さすが、ナデシコ科、ソフトな印象なのに強い強い。


小諸なる古城のほとり 島崎藤村
                                             
小諸なる古城のほとり
雲白く遊子(ゆうし)悲しむ
緑なす繁縷(はこべ)は萌えず
若草も藉(し)くによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡辺(おかべ) 
日に溶けて淡雪流る


カナリヤの 餌に束ねたる はこべかな  正岡子規


そう。子どものころ、小鳥を飼っていたので
やわらかなハコベを見つけると、
摘んでもって帰りました。
嬉しそうに食べてくれました。



■あちこちのサイトで調べました。ふしぎな力がありそうです。

タンパク質、ビタミンB,Cなどに富み、 昔は食用にしていた。
元祖歯みがき粉。
「和漢三才図絵」(1713年)によると、生のハコベを搾った汁と塩をアワビの貝殻に入れて焼き、
乾いたらハコベの搾り汁を入れて焼く、これを七度繰り返した、塩ハコベを指先につけて歯みがき粉にしたという。
ハコベの、全草を天日で乾燥したものを、生薬で繁縷(はんろう)という。

昔の「はびこりめむら(蔓延芽叢)」が変化して 「はこべら」になったという説がある。
また、茎がよくはびこり、種が落ちるとその年の うちに芽が出て繁茂することからともいわれる。
「繁縷」は漢名。 茎の中に目立つ筋(縷)があることから。

ハコベにもいろいろ種類があります。→ ハコベいろいろ


春、誇れ。
その命の力が萌え
伝わる。ずきずきと。




▼3月20日の春分の日。
比叡山の展望台から見た景色です。

うっすら雪を抱いているのは、比良山だろうか。




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ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
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