●コバルトブルーの瞳が輝く。オオイヌノフグリ。

1週間たったら、わぁぁぁ、景色が違う。
光が違う。
人出が違う。



分厚いコートを脱いで、薄い上着を着てきたのだけど
それでも歩くと汗ばむほど。
おだやかな、心わきたつ春の日でした。

桜堤の南側は、光を集める特等席。
ああ、ブルーがたいそう増えている。
2012年3月3日。主役はこの植物でした。

【大犬の陰嚢】（オオイヌノフグリ）ゴマノハグサ科クワガタソウ属の越年草
ふるさとは、ヨーロッパ。





そろそろ虫たちも活動開始かな。



草むらの上に座り込んで
うつらうつら夢をみたくなるような、
そんな季節が目の前だ。

犬ふぐり　星のまたたく　如くなり　高浜虚子



まだ他の草たちがうつらうつら目が覚める前。
いちはやくお花咲かせて。
春の地面は、静かに小さな陣地合戦が始まっています。

この植物を検索して調べていたら、おおおお、こんなのを見つけました。
白花の小米犬の陰嚢（コゴメイヌノフグリ）があるのだそうです。

小石川植物園（東京都文京区）では有名な植物なんだとか。
今は、逃げ出して、東京近郊に広がりつつあるというのです。
わ、見たいなぁ。

こんなお花です。→　「四季の山野草」コゴメイヌノフグリ

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