素心蝋梅です。
毎年お正月に福岡に行くと、
きまってこのお花が咲いています。あちこちで。
京都に戻ると
まだ蕾。
毎年、南と北の差を感じるお花です。
立つ香り。
光に透ける花びら。
なんて個性ある植物でしょうか。
透ける向こうに春が見えるようです。
【素心蝋梅】(ソシンロウバイ)ロウバイ科の落葉低木
▼オットの実家辺りのしめ飾りです。
福岡も筑前と筑後にわかれており、こちらは筑後。
近所のを写したのですが、いろいろありました。
このタイプをよく見かけたのですが、
なぜに 国旗と一緒に旭日旗が使われているのだろう。
九州で甥っ子からもらった風邪菌にやられている最中です。
葛根湯を飲んでいますが、まだぼうっとしています。
庭に置いてある植木鉢。
土だけになっているので、(何か)枯れたんだ、と土をひっくり返すと
中になにやら球根が(全く憶えていない)。
あわてて、戻してなかったことに。
この辺あいてるから何か植えようと土をひっくりかえすと
なにやら根っこがいっぱい。あ、なんやったっけ。
そういうのが毎冬よくあります。
やっぱり全部に名札をつけないとダメみたい。
2012年1月8日朝日新聞天声人語
画題にする植物の組み合わせで「双清(そうせい)」といえば、梅と水仙をさす。
どちらも人を励ますように、寒さの中へ清らかに花を開く。
梅はまだ早いが、かれんに咲く水仙の一抱えを、福井の読者から送っていただいた。
▼福井の越前海岸は水仙の名所で知られる。
正月花として家々にも活(い)けられたことだろう。
すらりと伸びた葉の緑。
花の白と、その中心を占める黄色は、燭台(しょくだい)に載ったともしびを思わせる。
雪中でも香るが、少し部屋が暖まると、ほどけたように匂いはじめる。
▼英国の自然詩人ワーズワースの名高い水仙の詩が浮かぶ。
〈谷また丘の上高く漂う雲のごと/われひとりさ迷い行けば
折しも見出(みい)でたる一群の/黄金色に輝やく水仙の花
湖の畔(ほとり)、木立の下に/微風に翻(ひるが)えりつつ、はた、躍りつつ……〉(田部重治訳)
▼うたわれているのはラッパ水仙だという。
冬枯れの寂しい山野にいち早く開く水仙は、
かの地でも希望と喜びをもたらす花として親しまれたそうだ。
日本でも「早春」の一語を真っ先に胸に呼び込む花だろう。
▼〈燕(つばめ)も来ぬに水仙花/大寒(おおさむ)こさむ三月の
風にもめげぬ凜々(りり)しさよ〉
はシェークスピアの戯曲「冬物語」から抜粋した上田敏の名訳詩。
洋の東西で、寒さにひきしまる咲き姿に、清と凜(りん)のイメージがよく似合う。
▼列島は寒の入りをくぐったばかり。
これからが冬物語の本番になる。
ぱちりと開いた花をのぞき込んで、早春までの距離を思う。
近からず、されど遠からじ――花の精の声をどこからか聞く。
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