●息をこらして。ガガイモの種髪。

ベランダで育ててたガガイモ。
あ～る日、大きなサヤを見つけてから
ず～～～～っと、待ってました。

パカッ～と半分に割れているのを発見。
その綿毛の舞うときを見逃してはなるものかと
部屋の中にとりこみました。

さてそれから長いなが～～い。
やっとひとつ飛び出しそうになったので
夜、向き合って思いっきり近づいて写真撮りました。

▼行儀よく並んでいます。種髪（しゅはつ・というそうです）は艶々。
（タンポポの綿毛は、冠毛(かんもう)だそうです）








▼そうっと取り出して



▼これが種です。





▼息をこらして、そうっとほぐせば、繊細ふわふわ。
昔は、これを集めて綿の代わりにしたとありました。



▼残ったサヤです。長さ7センチ、幅3センチ。

このサヤを船にして乗っていたのが、小さな神様「スクナヒコナノミコト」
（「古事記」では少名毘古那神、「日本書紀」では少彦名命と表記）
大国主神（オオクニヌシノミコト）の知恵袋として出雲国建国に協力。
医薬、まじない、酒造り、温泉療法などに尽くされたそうです。

ある日、 「そろそろ常世に行く」 と言い残し、
しならせた穀物の穂をバネにして、どこか遠くへ飛んでいってしまった
とか。

親指ぐらいの大きさかな。
まるで妖精のような神様♪
一寸法師のモデルだとの説も。







▼裏側は、この通り。




【蘿芋】（ガガイモ）　ガガイモ科
大好きな野草です。

＜夏＞ピンクのキュートなお花は、こちら→●夏のモヘア「ガガイモ」2006年07月28日

＜秋＞緑のサヤは、こちら→●ぶ～らぶらぶ。ベランダの住人。2007年10月31日

＜春＞野で美しく舞う様子は、こちら→●絶世の美毛。何やろ？2006年03月07日

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