●黒い実、三種。ぬばたま、白山吹、鼠黐。

黒い実は、ちょっと可哀想。
赤い実ほどには、人気がないから。

野鳥に見つけてもらうには
きっと赤が目立つだろうに
どうして、黒くなることにしたんだろう。


▲シロヤマブキの実。艶々です。
いいですね。花も葉も実も。

【白山吹】バラ科の落葉低木


▼ヒオウギの黒い実。
【檜扇】アヤメ科
今はちょっとしぼんでいますが、この黒い実が
「ぬばたま」と呼ばれています。
「黒」「夜」の枕詞に使われます。

居明かして君をば待たむぬばたまの我が黒髪に霜は降るとも

　　　　　　　　　　
朝まで寝ないであなたを待ちましょう。
私の黒髪に霜が降ろうとも。

磐姫皇后(いわのひめのおおきさき)が
仁徳天皇を思って詠んだ歌
なんと情熱的な。





▼この冬は大豊作のようです。
【鼠黐】（ネズミモチ）　モクセイ科の常緑小高木
本来のネズミモチか唐ネズミモチか不明。

実がネズミのフンに似ているから、だそうです。
初夏、小さな白い花を房でつけます。









▼お正月を前にお地蔵様も、新しい前掛け。
お花もたくさんいけてありました。



▼このお地蔵様も。
どうして赤い前掛けをしてはるんやろう
とふと疑問に思い調べてみたら

「お地蔵さんの前掛けは赤子の赤。
還暦の祝いに着る赤いちゃんちゃんこが
赤子を意味するのと同じです」
とありました。



周りでは着々とお正月準備がすすんでいるようです。
本日、29日。今夜は自宅で家族忘年会なので
これから買出しに行ってきます。

犬のルナをつれていけないので、最近は家で
みんなの好きなものを囲むのが恒例です。

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