●縁起もの「からたちばな」

見つかるときは、とんとんと。
三日のうちに二回も。

「百両」です。
ほんとの名前は、【唐橘】（カラタチバナ）
ヤブコウジ科の常緑低木。

ふるさとは、中国から日本。
中国名も「百両金」とお金持ち。

冬の実はいいものですね。
うちの日陰の庭でも育ってくれます。
万両、そして千両、十両です。

●庭のお金持ちたち


ここまで揃ったら、あとは百両だ、と思っていました。
三連休の1日目。園芸店の片隅で。
万両の隣に置いてあったので、しげしげ見るまで
気がつきませんでした。

小さな鉢だけど、赤い実と白い実がついていて
千円也。






珍しいからちょっと高い。
とお店の人に言われました。
でもここで買わへんかったら、いつ会えるかわからへんし。
えいっ（というほどのこともないけど）。

パンジーと葉ぼたんを少し買いたして、いそいそ。




翌日、小さな園芸店に行ったら、
見たことのある鉢が売れ残っていました。
しかし、大きく「百萬両」と書いてあります。

ずいぶんの偽表示‥。

背が高くて、葉っぱが少し虫食いで
でも350円だし、一鉢しか残ってないし。
また買いました。



帰ってからネットで調べてみたら
こんな言葉がありました。

「千両、万両、有り通し」

千両、万両のお金がずっとある、という意味だそうです。
この「有り通し」は、
植物の【蟻通】（アリドオシ）アカネ科のこと。
「一両」という名で呼ばれています。

ふふ、あとは一両をそろえたら‥‥。




クリスマス。いかがおすごしでしたか。
今朝。耳をすませば、サンタさんからのプレゼントを
あける子どもたちの歓声が聞こえたでしょうか。

Imagine

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