Rail Link

ニエユ賞を勝ったRail Link（牡３）が凱旋門賞に出走してくるそうな。
今年のヨーロッパ３歳は血統レベルが低いと思っていたが、この馬は一味違った。
そこで一応、Rail Linkの自己評価を晒しておこう。

Rail Link
　父Dansili
　母Docklands（Theatrical)

血統自己評価
　○□○○□△○○　３Ｂ級　中長距離向き

父Dansiliの競争成績は知らないが、配合はどう見ても二流そのもの。
逆に母DocklandsはRIverman内Nasrullahを主導に父母内の質の高い血を生かしたＡクラスの配合と思われる。
両者の配合では影響度バランスが⑨④⑩⑥と質の良い母方が強調された。
Northern Dancerの４＊６×４がほぼ系列ぐるみとなり主導を形成。次いでNasrullahの系列ぐるみとスピード系の血が主体だが、Sheshoonの５×６やAlibhaiの６×６がクロスし、さらにこれらの血が全体を流れるHurry OnやPapyrus～TraceryといったスタミナをNorthern Dancerにスムーズに結合させることに成功していて、スタミナ面は万全。アメリカ系の結合もHail to Reasonの５×６で無難にこなしている。
世代の新しい配合だが、Nearco～Phalaris、Hyperion～Bayardoが血統全体を覆っていて土台構成を成しているのも見逃せない。
シンプルさには欠けるため一流の配合とは言えないが、スタミナの血の生かし方は素晴らしく、底力は相当なものと言える。

結論として、配合的にはHurricane Runを上回っている。３歳馬で斤量有利ということもあり、ディープインパクトにとって厄介な相手となり得ると思われる。
ただ、強い相手と戦った経験がないようなので、いきなり一流馬と対戦して実力が発揮できるかどうかが問題だろう。
もっとも、それはディープインパクトにも言えることだけど。

シルクデュエリスト近況

シルクデュエリスト［父マーベラスサンデー：母ロイヤルイントリギュー］
天栄ホースパークでウォーキングとダクで5,000mとキャンター2,000mの調整で
す。トラックコースを長めに乗り込むと、先週末には坂路で４ハロン50秒程度
の調教を付けられています。牧場長は「まだ少し動きに重いところもあるが、
先週はしっかり追ったので、これで変わってくると思う」と話しています。


今週も順調。
驚いたことに、坂路で４ハロン５０秒程度の調教をしていた様子。今まで１５－１５までしかお目にかかってなかったので、なんとなく新鮮に感じた。４ハロン５０秒というと、美浦や栗東の坂路なら結構早いタイムである。そうでなくても１ハロンを１２秒台平均で走っているわけで、いよいよ入厩に向けて大詰め段階に入ったのだと感じさせる。
これだけ追えるのだから脚元のほうも安定してきたのだろう。

シルクヘラクレス近況

シルクヘラクレス　［父ティンバーカントリー：母ミヨノスマイル］
天栄ホースパークで15－15の調教を付けられると、状態を確認した調教師の指
示で、予定通り８日に栗東の田島厩舎へ入厩しています。到着後も特に変わり
は無い様で、これから徐々に乗り込みを進めていく予定となっています。


無事到着！！おめでたい！！
これでやっと天栄ＨＰの定型文のような近況から脱出できる！・・・かも？

しかし、今回の近況はホント内容がなかった・・・。

ロードサラブレッドオーナーズ

いつのまにかロードの募集馬が発表されていた。

募集馬は２０頭と、シルクやラフィアンに比べて頭数はかなり少ない。そのため血統的に優れた馬が募集されている確率が低い。
今回の２０頭の中にも良血馬は存在しなかった。いわゆる良血馬であるRock of braltar×レディパステルの血統構成はなかなかだったが、恐ろしい値段が付きそうだ。

ちなみに昨年度募集の中には良血馬がいた。
ロードヴァルナ（デヒア×レガシーウェーブ）がそれ。Nasrullah主導だが、Princequillo、Djebel、Ribotなど優秀なスタミナを生かしMill Reefを強調した優秀な配合で、中距離でオープン級なのは間違いなく、自己評価では３Ｂ級。再入会も考えさせられるほどの血統構成だった。もっとも、毎年このくらいの良血馬がいれば会員をやめることもなかっただろうが。
結局再入会はあきらめたのだが、ロードヴァルナの走りには注目している。

マイネトップレディ、８着

紫苑Ｓでマイネトップレディは８着。

まあ、８着なら上出来。追い切り時計からは勝負にならないと思っていたから。
関東牝馬のレベルの低さの助けられたとも言える。

これからは紫苑Ｓよりレベルの高い１０００万下のレースに挑まなければならない。
更なるレベルアップのためにはやはり調教あるのみ。
郷原調教師には頑張ってもらいたい。
少なくとも今の調教パターンでは上を目指すのは無理だと思う。

マイネルコルモ近況

マイネルコルモ ……父マヤノトップガン／母ベニハナ　美浦・谷原義明厩舎……
美浦で調整中。坂路とダートコースを中心に乗り込まれています。スタートは順当に良化。６日（水）、２回目でゲート試験に合格しました。それほどテンションは上がっていないため、ハロン１６、７秒のペースでも折り合いはついています。デビュー戦については、今後の追い切りの動きを見て検討することになります。


とりあえずゲート試験合格おめでとう。
あとはデビューを待つだけだ。
それまでビシビシ鍛えてやって下さい。

フラワーケープの０５近況

募集番号26 フラワーケープの05……父グラスワンダー／母フラワーケープ　　　栗東 ・宮徹厩舎……
フラワーケープの０５は、ビッグレッドファーム明和に滞在中。午後１時半～翌朝の８時まで昼夜放牧されています。逃げ回る癖は相変わらず。少しでも戸惑いや不信感が取り除ければと思い、今後の馴致も意識して同馬のために１人の専属のスタッフを配しています。この気性は母の影響でしょう。１つ上のアグネスタキオン産駒、ウインスラッシュも臆病なようです。


相変わらず気性に難あり。
とりあえず専属のスタッフの方、よろしくお願いします。

しかし、専属スタッフとは・・・。
実は期待されている？とか。

マイネトップレディ出走

いよいよ今週トップレディが紫苑Ｓに出走する。
出走馬は１５頭。

気になるトップレディの追いきりは、
マイネトップレディ 9/6 郷原 美浦坂路 良 － 38.0 25.1 12.9 末強目
・スイートスティッチ(新馬)一杯に0.6秒先着

・・・これではわかりません。
が、近況からによると３０日や３日にも時計を出しているとのことだから、
ある程度は仕上げてきたという事だろう。

それより問題なのは、相手関係のほう。
赤松賞で千切られたアイスドールをはじめ、オリオンオンサイト、シャラポワ、
ジョウノエリザベスといった良血馬（Ｉ理論的に）が揃った。
このメンバーではたして２着までに入れるのだろうか？

一応、芝１８００ｍの持ち時計はトップクラスだけど、
アホみたいに時計が出る春の東京開催での結果だから、あまりアテにならんのだよね。

シルクデュエリスト近況

シルクデュエリスト［父マーベラスサンデー：母ロイヤルイントリギュー］
天栄ホースパークでウォーキングとダクで5,000mとキャンター2,000mの調整で
す。変わり無くトラックコースを長めに乗り込むと、坂路では15－15の調教を
付けられています。牧場長は「変わりなく順調だ。今後も今のデキをしっかり
維持していきたい」と話しています。


変わりなく順調。
それこそ近況の内容も先週とほとんど変わりない。違うのは牧場長のコメントだけ。

いくらなんでも手を抜きすぎじゃないでしょうか？

シルクヘラクレス近況

シルクヘラクレス　［父ティンバーカントリー：母ミヨノスマイル］
天栄ホースパークでウォーキングとダクで5,000mとキャンター2,000mの調整で
す。先週は本馬場を20秒程度で進めると、坂路では15－15の調教を付けられて
います。牧場長は「力強い動きを見せており、良い状態で送り出せる」と話す
と、状態を確認した調教師の指示で、８日に栗東の田島厩舎へ入厩する予定に
なっています。


とうとうこの日がやってきた。
ずっと状態は良かったし、あとは輸送で何も起こらないことを祈ろう。

シルクはラフィアンと違って、入厩した後は調教師任せといった感じになる。
田島調教師は地味だが、バンブーユベントスやメジロマイヤー、トーホードリームなどの地味な血統の馬を重賞勝ち馬に仕上げている。その手腕に期待しよう。