ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

Rail Link

2006年09月14日 22時09分03秒 | 五十嵐理論
ニエユ賞を勝ったRail Link(牡3)が凱旋門賞に出走してくるそうな。
今年のヨーロッパ3歳は血統レベルが低いと思っていたが、この馬は一味違った。
そこで一応、Rail Linkの自己評価を晒しておこう。

Rail Link
 父Dansili
 母Docklands(Theatrical)

血統自己評価
 ○□○○□△○○ 3B級 中長距離向き

父Dansiliの競争成績は知らないが、配合はどう見ても二流そのもの。
逆に母DocklandsはRIverman内Nasrullahを主導に父母内の質の高い血を生かしたAクラスの配合と思われる。
両者の配合では影響度バランスが⑨④⑩⑥と質の良い母方が強調された。
Northern Dancerの4*6×4がほぼ系列ぐるみとなり主導を形成。次いでNasrullahの系列ぐるみとスピード系の血が主体だが、Sheshoonの5×6やAlibhaiの6×6がクロスし、さらにこれらの血が全体を流れるHurry OnやPapyrus~TraceryといったスタミナをNorthern Dancerにスムーズに結合させることに成功していて、スタミナ面は万全。アメリカ系の結合もHail to Reasonの5×6で無難にこなしている。
世代の新しい配合だが、Nearco~Phalaris、Hyperion~Bayardoが血統全体を覆っていて土台構成を成しているのも見逃せない。
シンプルさには欠けるため一流の配合とは言えないが、スタミナの血の生かし方は素晴らしく、底力は相当なものと言える。

結論として、配合的にはHurricane Runを上回っている。3歳馬で斤量有利ということもあり、ディープインパクトにとって厄介な相手となり得ると思われる。
ただ、強い相手と戦った経験がないようなので、いきなり一流馬と対戦して実力が発揮できるかどうかが問題だろう。
もっとも、それはディープインパクトにも言えることだけど。