ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

ノクターンがとうとう引退

2012年12月27日 14時17分33秒 | 過去の出資馬
先の記事でも書いたが、細く長く活躍を続けていたドリームノクターンが、本年最後の出走後に肺からの出血があったらしく、年齢も考慮したうえで引退が決まった。ノクターンは34戦して4勝どまりだったが、2着6回、3着3回。生涯獲得賞金で1億を超える、馬主孝行な馬であった。逃げ、もしくは先行から早めのまくりで平均的な脚を使う、なかなかの個性派でもあり、凡走もあったが、面白いレースが多かったように思う。

ドリームノクターンの血統構成は、Nasrullah、Mahmoudを主導に、Hyperion、Princequilloのスタミナを加えたもので、実績どおりの中距離タイプ。瞬発力には欠けるタイプで、胴長の体型もあって、上記のようなレースになっていたものと思われる。その点、斉藤調教師は上手くこの馬の個性を引き出してくれたと言えるだろう。

長い間、ありがとうございました。

2012年度終了

2012年12月27日 13時31分18秒 | 競馬
最後はドリームノクターンが華々しく散って、2012年度の出資馬のレースが終了。

では、出資馬の成績を並べて、今年の回顧をしてみよう。


7歳

ドリームノクターン(0.1.0.1)

長老ドリームノクターン。今年は春に1走して2着の後故障。最終週にようやく復帰したが、当然惨敗。その後、引退が決定。お疲れ様でした。


6歳

マイネルクラリティ(1.0.0.9)
シルクドミニオン (0.0.0.4)
シルクプロミス  (0.0.0.2)

マイネルクラリティが六甲Sで優勝。しかし、以降は惨敗続き。距離を延ばして欲しいのに、なぜか1400mを使ったりと迷走中。新年もニューイヤーSを予定するなど、来年もマイル戦ばかりになりそう。ドミニオンは惨敗続きの末、去勢。復帰の目処はたったようだし、距離を延ばしてきたのは好感が持てる。来年にちょっとだけ期待。プロミスは引退。


5歳

シルクリンカーン (0.0.0.1)
シルクコスモス  (1.0.0.9)
ドリームシガー  (0.0.0.6)

シルクリンカーンはレースで故障し予後不良、ドリームシガーも故障引退と悲しい結果。それに対して、シルクコスモスは馬車馬のごとく走らされて故障が心配されるほどだったのに、最後には優勝するタフなお馬さんである。来年もそこそこ稼いでくれそうだ。

4歳

シルクグラサージュ(0.0.0.6)
シルクレグルス  (0.0.0.4)
サマーティアラ  (1.0.0.4)

レグルスは去勢を試みたが、結局引退。グラサージュも去勢した。シルクグラサージュ、サマーティアラ共に不調で、来年の見通しもまだ立っていない。苦しい世代だ。

3歳

シルクハーデスト (0.0.0.5)
シルクラングレー (1.2.1.2)
エメラルドチャーム(0.0.0.3)
ドリームキャプテン(0.1.0.3)
ドリームプログラム(1.0.2.4)

シルクハーデスト、エメラルドチャームはいいところ無く引退。シルクラングレーは新馬を勝ったが、その後は勝ちきれないレースが続いて、現在休養中。来年1つは勝てそうだが。ドリームキャプテンは故障から復帰後精彩を欠いていて、次は距離を縮めるそうだが、まあ、よい結果には繋がらないだろう。ドリームプログラムはなんとか未勝利脱出。成長力には期待出来る配合なので、来年走ってきてもおかしくない。


2歳

ラストインパクト (1.1.0.0)
ラトーナ     (1.0.0.0)
ベルミュール   (0.0.0.2)
マイネエビータ  (1.0.0.4)

新生シルクの2頭、ラトーナとラストインパクトが新馬勝ちあがり。さすがはノーザンファームと言ったところか。ベルミュールも2戦目でいいところを見せており、勝ち上がりは望めそう。ラストインパクトは2戦目エリカ賞でもいいところを見せており、クラシック戦線に乗ってきてもおかしくない、というか乗ってきて欲しいところだ。ラフィアンもマイネエビータが勝ち上がり。クラスが上がって伸び悩んだが、成長力はあるはずなので、復帰戦に期待だ。未出走馬も合わせて、勝ち上がっていないのはあと5頭。1頭でも多く勝ち上がって欲しいものだ。


合計(8.5.3.68)で、今年は去年と同じ8勝。勝率1割弱と、あまり芳しくない結果に終わった。来年は、活躍が見込める古馬勢がいないため、現1歳馬・2歳馬の活躍次第になるか。来年は10勝・・・出来るといいな。






エピファネイア

2012年12月22日 22時19分30秒 | 五十嵐理論
ラジオNIKKEI賞を制したのはオークス馬シーザリオの仔、エピファネイア。父シンボリクリスエスとシーザリオの相性は良く、配合上は母を超えている。

以下、その内容。


エピファネイア
 父シンボリクリスエス
 母シーザリオ(スペシャルウィーク)

自己評価 ○□○○○○○□ 1A級 マイル~中距離向き


Hail to Reasonの4×5*6が系列ぐるみとなり、明確な主導を形成。次いで影響が強い血もOccupyと、明らかにスピード優位の形態。主導への血の結合、Kris.Sへの血の集合、クロス馬の少なさといった面で優れている。スタミナ面は、母のスタミナ源Sadler's Wellsがひと世代下がったことやPrincequilloの生かし方が不完全なことから、万全ではないが、それを差し引いても充分に優秀な配合と言える。


今日のラジオNIKKEI賞は前半1000mが1分6秒と遅く、実質ラスト4ハロンの競馬。人気どころで3着に敗れたキズナはスタミナ優位の推定3B級の配合馬で、今日はエピファネイアに流れが向いたと言える。厳しい流れになった場合はキズナが若干有利と見るが、どちらにしても、両馬ともクラシックの有力候補として申し分ない配合馬である。

マイネノンノが入厩

2012年12月20日 19時50分28秒 | マイネノンノ
12日にマイネノンノが梅田厩舎に入厩していた。

最近のアルバムを見るとまだまだ肉付きは良くないが、馬体のつくりは良さそうなので、結構期待の1頭である。朝日杯を制したロゴタイプと同じ、Haloの3×4を主導にした配合なので、スピード面に良さがあり、順調ならば勝ち上がりに問題はないタイプ。まずは無事のデビューをお願いしたい。


これで、未入厩なのは去勢したセゾンのドリームリヴァールと、シルクのアイズオブラヴァーだけになった。今年は既に3頭勝ちあがっているし、比較的順調だ。まあ、シルクの育成が変わったのが理由なのだろうけど。

ロゴタイプ

2012年12月20日 19時33分32秒 | 五十嵐理論
朝日杯を制したのは、ローエングリン産駒のロゴタイプ。父が果たせなかったGⅠ勝利を、見事産駒が成し遂げた。

以下いつもの血統評価。


ロゴタイプ
 父ローエングリン
 母ステレオタイプ(サンデーサイレンス)

自己評価 □△○□□○□□ 2B級 マイル~中距離向き

Haloの3×4がほぼ系列ぐるみとなり、これが主導。次いでBold Rulerの系列ぐるみと、明らかにスピード優位の形態だが、Princequilloの6×6で父内Mill Reef、母内Secretariat、Ribotのスタミナを確保出来た。ただ、Princequilloと主導の結合が今一つなので、距離延長への対応は時間が掛かりそう。米系の結合は良く、クロス馬の数も少ないため、反応は良い。近親度の強さもあり、開花は早め。

ローブティサージュ

2012年12月16日 09時51分49秒 | 五十嵐理論
阪神ジュべナイルフィリーズの勝ち馬はローブティサージュ。新生シルクから早くもGⅠ馬の誕生となった。

それでは、いつもの血統評価。

ローブティサージュ
 父ウォーエンブレム
 母プチノワール(Singspiel)

自己評価 □□□○□□□□ 2B級 マイラー


Mr.Prospecterの3×4を呼び水に、父の父Our Emblemを強調。ウォーエンブレムはHyperion系を強調した配合であるため、Hyperionと縁の薄いMr.Prospecterのクロスはベストの選択では無い。また、父母間でやや世代がズレており、母方からの能力参加が少ないことも残念。弱点・欠陥はなく、父母のキーホースは万遍なく生かされており、悪い配合では無いが、迫力に欠ける内容。



2着・・・残念

2012年12月09日 15時35分50秒 | ラストインパクト
エリカ賞のラストインパクトは2着に終わった。

スタート良く前に付けたが、抑えて4番手。1000m通過64秒のスローペースの中、掛かることなく追走していたが、勝負どころで外から被せられ、位置を上げることが出来ず、2番手集団で4角を回る。そして、直線入り口で外に振ったところで野元騎手が振り返って後ろを確認し、そこからの追い出し。懸命に追ったものの、先に抜け出していたマイネルを捕らえられずに2番手でゴールした。

2歳戦にありがちなスローペースで、切れる脚を持たないラストインパクトには厳しい流れだったし、被せられて4角での位置取りが悪くなったこと、直線入り口でなぜか後ろを確認してしまったことなど、問題の多い騎乗だったが、それでも2着。残念ながら賞金は稼げなかったが、先々期待の持てる内容だったと思う。

これで放牧らしいので、来年に向けてしっかりトレーニングを積んで、パワーアップして戻ってきてもらいたいところだ。

野元騎手鞍上でエリカ賞へ

2012年12月07日 14時10分17秒 | ラストインパクト
新馬戦を快勝したラストインパクトは、中一週でエリカ賞に出走が確定。鞍上は川田騎手からの乗り代わりで、松田厩舎所属の野元騎手。野元騎手は今年は1勝しかしておらず、不安がいっぱいだが、かつてドリームパスポートに高田騎手を乗せ続けていた師なので、こういうこともあるだろう。ましてや、野元騎手は今月で引退し、松田博厩舎の調教助手になるとのこと。有終の美を飾って欲しいと思うのも無理はなかろう。

エリカ賞は12頭立て。評判の高い相手はサトノプレステージとリジェネレーションだが、その他にもダンツクロノス、トウシンモンステラ、ファイアキングがなかなか優秀な血統構成を示しており、面白いレースと言える。

ラストインパクトの調子は、最終追い切りの時計を見る限りでは問題ないようだし、極端に上がりの速いレースにならなければ上位争いは可能だろう。野元騎手には、そのあたりを考えて上手く乗って欲しいところ。