

ヨメが『しらびそ小屋』に行ってコーヒー飲んでTシャツを買いたいと言う。う~ん、歩くのもヤダだし登山客も沢山居そうだ。近くの岩場の方が良いな。そう言ったもののクライミングをする気分でもないので翌朝になって『しらびそ小屋』に変更。稲子湯の少し先にある登山口まで車。そこからしらびそ小屋までを往復。

登る人と下る人、それぞれ5人くらいとしか会わなかった。八ヶ岳への登山者は茅野側からの方が多いのでこんなもんかもしれない。それよりこの日は小屋が休みだからかな。一昨年かその前の台風で道が随分と変わったそうだ。山小屋の人によるとこの辺りで新しい道に行かず直進しちゃった人が居たそうだ。昔の道を知ってる人の方が間違いやすいようだけどそういう錯覚も意識して欲しいな。


小屋の外では東京から来た人が1人だけ。都合昼食を食べてるのは3人だけだった。コーヒーも飲んだしTシャツも一応買った。でもヨメはまだ歩きたいようだった。
「 これから稜線まで行かないの 」 |
「 行かないよ、もう帰る 」 |
「 う~ん、Tシャツ買えたからいいか 」 |
「 山は登るものではない 」 |
「 何? 」 |
「 見るものだ 」← 悟りを開いた気分 |
池に映った山は何枚か撮ったけど直接山を撮ったのはこの1枚だけ。登ることに興味がないというのが伺われる。


先月だったか、友達がこの辺りの山を登った。その時この小屋より上、稜線上の小屋で「泊まりたい」「予約が無いのでダメ」なんてのに遭遇した。遅い時間ってほどでもないけど泊まりたいと言った人は体力をやや消耗してたので出来れば翌日に下山したいと考えていた。友達が一緒に下山しようと提案して一件落着。もしたまたま下山する人が居なかったらやはり下山せざるを得なかったのかなぁ。無理のない計画でって言うけど無理させて下山させるってのもねぇ。それにしても山の中で予約が無いから泊まるのはダメって酷い話だ。そりゃまぁコロナになったら大変と考えているんだろうけどリスクの重さを考えてやらないとね。というよりあの小屋は予約無しでも泊まれるぞという風評被害の方を気にしたのかな。