loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

言葉

2013-03-13 | 

ちょっとした空き時間に

雑誌

「kotoba」(集英社)

を読んでいます。

2012 秋号なのですが

トピック

「日本語を遊ぶ」

 

いろいろな方のお話が出ていますが

例えば

永江朗さんとサンキュータツオさんの対談

岩波vs三省堂

国語辞書の二大潮流を探るでは

永江さんが中学校に入る時

教員をしていらした叔父上が

辞書の選び方を

本屋さんに連れて行って

教えてくださったそうです。

それは

「同じ言葉を比較して

一番気に入った物を買いなさい」

だったそう。

辞書と言えば

以前読んだ

三浦しをんさんの

「舟を編む」

は辞書作りのお話でした。

一口に辞書と言ってしまえばそれまでですが

なるほど

辞書にもいろいろあるわけです。

 

私は外国の方に日本語を教える時

光村の「国語学習辞典」

を使います。

この辞書は子供向きなのですが

非常に分かりやすいのです。

難しい辞書ですと

言葉の説明の言葉を

又説明しなければなりません。

光村のですと

こんな感じです。

例えば

一番最初に載っている

「あ」

の説明。

 

「あ、それでわかった」

「あ、失敗した」

    びっくりしたり何かに気付いた時に出す言葉

「あっ」ということもある。

「あ、少し待ってください」

    相手に呼びかけて何かをしてもらう気持ちの言葉

 

例文も多くてわかり易いのです。

これは

かなり古い辞書なのですが

たまたま

古本屋さんで見つけたものです。

 

話が戻りますが

雑誌「kotoba」は

この後しばらく辞書についての記事が続きます。

「問題な日本語が辞書に載るまで」

「楽しい辞書のつくりかた」

 

その他

面白いのは

「オノマトぺが生み出す日本語の無限の想像力」

(擬音語、擬態語について書かれています)

「絵で見る判じ絵で江戸の庶民と知恵くらべ」

(江戸の人々の機知や冗談の粋さが良くわかります)

「見よ、逆さ読み!」

(白浪の 高き音すら なが浜は かならず遠き 方のみならし。

まっこと みごとな逆さ読みです)

以前読んだ本に関した

「”日本を捨てた男たち”のその後」

なんていうのもあって

興味ひかれました。

 

脳科学者

茂木健一郎さんの

「記憶の森をそだてる」

というちょっと硬派の文も載っています。

 

 

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