loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本 黒猫ノロと世界旅した20年

2024-05-23 | 

久々の本記事です

「黒猫ノロと世界を旅した20年」 平松謙三 著

お友達に教わって行った

三軒茶屋から世田谷線で一つ目の駅にある

猫カフェ併設の猫本屋さん

店長さんは猫に出会わなかったら本屋を始めていない

というほどの大好き人間です。

そちらで買って来た本の中の1冊です。

 

始めに「猫は家につくと言うが

ノロはお家の人がいる所が僕の家だった」と言っておられます。

私もそう思います

我が家にいた猫がそうでしたから。

この作者は子供の頃鳥を飼っていたので

自ずと猫は天敵と弁えていて

猫とは折り合わないものと思っていたのですが

ひょんな事からノロと一緒に住む様になり

段々猫に興味が湧き僕とノロの旅が始まります。

一番初めは日光、那須の紅葉を見に。

国内でしたが

そのうち

20年の間になんと37か国共の旅となります。

主には欧州。その他アフリカ、中近東等々

作者とノロの行った所が私の旅した所と重なると

猫キチの私もノロのみでなく

その国を訪れた時の事など懐かしく思い出されて楽しくなりました

北欧は特に私の好きな所

そして

バルト三国は私の行きたかった所の最後の国です

残念ながらコロナ禍になり

しかもウクライナ情勢も重なって

ハードルが高くなってしまいました。

 

日本は飛行機のみならず

電車、バスなどの公共機関はケージなしではペットと移動できません

最近でこそ大分増えてはきていますが

一緒に泊まれるホテルはまだまだ少ないです

ましてや

飲食店においてはオープンスペースでなければペットはダメ

というところが殆ど。

それに比して欧州の国々では

なんと寛容なことか。

ホテルではベッドやソファーにノロが鎮座ましましているのです。

ヘルシンキ空港のカフェでは人の飲むコップに

ノロが口を付けています。

これは全くの驚きです。

 

この本の最後は当然と言いますか

避けて通れぬノロの死。

作者の彼への愛情が一番読者に伝わる章だったと思います。

写真もいっぱいだったのも

この本を読み進む中での楽しみとなっていました。

 

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