loisirs

日々、小さな楽しみを見つけて・・・

本 スクラップ・アンド・ビルド

2015-09-16 | 

「スクラップ・アンド・ビルド」  羽田圭介 著

芥川賞受賞された

羽田圭介さんの本です。

 

ニート状態である

青年の

老人介護を綴った作品。

 

「早う死にたか」

と口癖の様にいう祖父の

何が幸せなのか。

どうしたら

早く

苦しまずに死に至る事ができるか。

 

ワタクシ自身

身につまされる

話です。

 

実際

ピンピン コロリ

なら

どれだけ幸せかと

常々思っております。

 

でも

人間は

生まれてくる事も

死ぬことも

自分では選ぶことはできない。

 

最近

子供虐待

やら

老人ホームの老人虐待

という話をよく聞きます

 

子供も

この人なら

きっと自分を可愛がって育ててくれる

なんて

選ぶことは出来ず

虐待の手につかまってしまえば

逃れることは難しいし

老人

特に認知症になってしまった老人等も

そういう事にハマってしまっても

発覚することは

今まだ

難しい事です。

 

私のお友達が

もし

老人ホームに入るなら

ロボットに世話してもらった方が良い

と言っておられました。

要を得ている

と可笑しくなりました。

私も同感。

でも

情けないことです。

人間が人間に頼れないなんて。

 

この本は

またまた

私を

老いていくことについて

考えさせられる本ではありましたが

古い人間の私は

最近の若い方達の

文章が

中々

馴染めない時があります。

 

その殆どは

言葉遣い

言葉が直接的すぎるところにある様です。

 

文章は

やはり

ある程度

美しくあってほしい

というのは

私の単なる偏見かもしれません。

が・・・・・

 

 

コメント
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