本 恋歌
2014-03-14 | 本
「恋歌」 朝井 まかて著
幕末の江戸で
水戸藩、天狗党の武士に
熱烈な恋を感じ
成就させて嫁いだ歌人
中島歌子が
内乱に翻弄され
挙げ句の果てに
囚われの身となる。
夫も亡くし
自身も命からがら
なんとか生き延びて
後
明治の世の歌塾
「萩の舎」を開き
一世を風靡する。
弟子である
花圃
と
諸生党の家に生まれ
激しい憎しみを歌子に抱く
澄。
二人は
師である
歌子の死を迎えるにあたって
深く話し合う。
澄は
歌子に復讐の思いを遂げたら
自らも自死する覚悟でいたが
段々に
この思いに変化を来たしていた。
最近は
女性がしっかりしてきた
とか
強くなった
とか
反面
草食男子なるものが現れ
女性上位的な風潮もあるようですが
この本に出てくる
女性達。
実際に
本当に自立していた
昔の女性の
芯の強さに驚かされます。