今朝の起き抜けの気温は9度。この冬、1番の寒さです。
つい先日も記したものですが、又々、寒さの更新です。
案の定、如露の中の水は凍っています。前回よりもより堅く。
この寒さでカンナの葉っぱは、見事に萎れ・・。
今の処、ローズゼラニウムは健在です。
まだまだ緑の葉っぱを満々と蓄えています。
さて、こちらの文章は何を隠そう
三浦綾子作 『ひつじが丘』 の
冒頭部分です。
さすがですね。
モンゴメリーにも負けずとも
劣らない表現力。
この本には、
感動した事を覚えていて、
1番最初に手にしていました。
何より最初の部分を読んだだけで
当時の様々な思い出が・・走馬灯のように浮かんだものです。
この小説の舞台になる女学校は、
確か札幌の F女子大の前身ではなかったかしら・・? そう言えば・・。
当時、北海道出身の方がいらして、「高校は、ミッション系の付属・・」
と言われた時、すかさず 「もしかして F女子大の・・?」 と、お聞きした事まで。
ピタリと当てたので、驚いた彼女の顔も。
“今頃、どうしていらっしゃるかしら・・?”
~なんて、感慨に耽っています。たった1冊の本から。
こうなれば、この本にすぐに没頭したいのはやまやまですが、
今丁度、司馬遼太郎作 『殉死』 を読んでいる最中です。
所謂(いわゆる)、乃木希典(のぎ・まれすけ)を扱った本ですが、
同じく渡辺純一の 『静寂(しじま)の声』 や、司馬遼太郎の 『坂の上の雲』 を
読んだ事もあって、この 『殉死』 だけはどうしても読みたかったのです。
それに 『静寂の声』 は、乃木希典、夫人静子の生涯が中心で、
日露戦争の事にはあまり触れていませんでしたから。
尤もこちらは薄い本ですので、ほどなく読み終えます。
「ひつじが丘」どころか「嵐が丘」も持っていながら未読なので、日ごろの読書不精(?)を思うばかりです。
それにしても、この「ひつじが丘」の冒頭は印象的ですね。印象的な冒頭といえば、氷点も負けていないのではないでしょうか。覚えていらっしゃいますか。
「風はまったくない。東の空に入道雲が、高く火に輝いて、つくりつけたように動かない。ストローブ松の林の影が、くっきりと地に濃く短かった。その影が生あるもののように、くろぐろと不気味に息づいて見える。」
三浦綾子は北海道の方ですから、リラの花がちらほら登場しますね。札幌では「ライラック祭」もあるほど、広く愛されている花だそうで。それが、南国に住む僕にはほのかな憧れを感じます。
今晩は~! Kohei さん~☆
いつも温かいコメント、有り難う~!
「帰りこぬ風」、日記形式の小説ですね~。
でも全然、覚えていません~。
帯のあらすじを読んでもそうなのですから、もうどうしようもありません。
「氷点」 の枕の文章も素敵ですよね~!
こうなれば・・これから枕の文章にも注目してしまいます。
今日も本を探していました~。
『天北原野』 を意識して探しているのですが見つかりません。
前後ぎっしりの本箱を探すのは大変です。買った方が早いかも・・。(笑)
「リラ」 もそうですが、『残像』 では 「ヤチタモ」、「クルミ」、
「ナナカマド」 等、様々な木々も登場していますね~。
今度は、こういうものにも注目して呼んでみたいと思います。
それにしても、「ヤチタモ」って・・?