



【ブルーサルビア】

濃い紫 の咲き乱れる夜だった。 花の香が立ち込め ―― 重苦しいほどだった。 堪能し過ぎた感覚は縁まで溢れた杯を 付きつけられた時のように、 それから反撥を感じた。 【「アンの愛情」 第38章】 |

快晴で暑くなりましたが、今日は爽やかです。
湿度がありませんから、カラッとしています。
どちらかと言えば、夏休みが終わる頃の気候でしょうか・・。
まだ始まったばかりですのに。
でもその日は、すぐに来てしまうのでしょうね。
ここまでアッという間でしたし、心してかかりませんと。


さて、夏の癒しは、何と言っても瑠璃色でしょう。
申すまでもなく瑠璃色とは、“濃い紫味の青”。
勿論、大好きな色です。
そして、こんな風に文字に記しても、
「る・り・い・ろ」 と言葉に出してみても、
品格のある素敵な言葉。言霊を感じる瞬間です。
庭に咲く花を全て瑠璃色にしましたら・・。
想像するだけで、わくわくしますね。
そう言えば、今日の 『アンの世界』。
今頃の季節で、瑠璃色をした、しかも香りのある花・・?
ラベンダーくらいしか思い当たりません。
今、庭ではセージの仲間であるブルーサルビアが盛りですが、
生憎、花には香りがありません。葉にはありますけれど。
当然の事ながら、朝顔にもありませんものね。
もし、朝顔に薔薇のような香りがありましたら・・。
ちょっと合わないような気がしないでもありませんが、
つい考えてしまいます。世界は変わったでしょうか・・?