DANCIN`HEART

あなただけが 私の恋人♪
 思い出して あの浜辺を♪
ふと見交わす あなたの瞳に 
赤い太陽が 満ちあふれて♪ 

命の処方箋

2009年07月21日 | Weblog
【命の処方箋】(5)友人の死 「生き方も受け継いで」(産経新聞) - goo ニュース

 命の処方箋「生き方も受け継いで」タイトルが重いのは、命の重さだろうか。
この記事を読み20数年前のあの日の事を思い出した。
3人の子を残したまま32歳という若さで3人の子を残したまま永遠の眠りについた友のことを。
彼女とは職場の同期であり、当時は寮に住み同室だった。
初対面の挨拶で聞いた東北訛りのアクセントが愛らしく、彼女の透き通るような肌に驚き、お酒の強さに驚き、
大胆な行動にも驚き、なんと言う楽しい人だろうといちばんの仲良しになった。豪快な彼女と夢見る私との出会いだった。
数年後、お互いに結婚をし、彼女は岐阜へ引越すことになった。
お互いに子供が生まれ、電話や手紙で写真を送ったり、時に会ったりしていた。
3人目の子が生まれて間もなく、体調を崩した彼女は入退院を繰り返しついに32年の短い人生を終えてしまった。
慣れない土地での生活で水が合わなかったのだろうか?
最後の別れに見る彼女の顔には無念さと未練が見られた。
彼女のご両親は気丈に振舞っていたけれど、経験のない深い悲しみだったと思う。
 当時2歳になるK君がママの死の意味が分からなく、通夜の席で笑顔で走り廻っていた。
その姿を見て、また、一段と涙が零れ落ちた。
私は悲しみでいっぱいになり、淋しさと悔しさでただただ合掌するばかりだった。

 彼女が亡くなった日に不思議な体験をした。
未明の頃、いきなりバーンとピストルのようなもので胸を撃たれその衝撃でハッと飛び起きた。
そして、その朝に電話が鳴った。受話器を取るとR子のご主人様からだった。
「今しがた、R子が・・。」あの不思議な衝撃はRちゃんからのだったのかな?




    あれから20数年の歳月が過ぎ去り、K君は20代後半に
     お姉ちゃんのシーちゃんも、妹のかおちゃんも
    結婚して子供も生まれて幸せに暮らしているだろうか?
      Rちゃんは、そう、お酒が好きだったよね。
      青春時代の真中で、夢も希望も語り合ったね、
    いま、あなたが、ここにいたらとても嬉しいのに。
     なんだか、急にあなたに会いたくなった!!
   そうね、あなたの眠るお墓にあなたの好きだった薔薇の花を届けに。
         岐阜は決して遠くないのだから。

        Rちゃん、暑いけど待っててね・・・。