ほんのりと秋化粧
燦々と輝いた夏も過ぎて、人もまばらな避暑地の秋。
秋風と冷気を感じて色づき始めた桜の葉も、秋への装いへ急ぎ始めたようです。
花は里より咲き始め、紅葉は山より咲き初染むる
紅葉と書いて「もみじ」 その語源は「色がもみいずる」「揉んで色を出す」
その色を染め出すものとして、露、時雨、霜と歌に表われていますが
秋の夜長に和歌を詠むことで、遠くなった時代をそっと偲んでみるのもいいですね。
秋の日の ため息の
数週間前、友人から葡萄狩りのバスツア-に行きませんか?と、メールが届きました。
バスの旅は、近年バス酔いが怖くて敬遠していましたが、Kちゃんからのお誘いでは
断る理由もみつかりません。それに、お誘いを受けるうちが華だと思っています。
20代の頃に昇仙峡を歩きましたが、当時の素朴な雰囲気は消えていました。
もっと自然がいっぱいで緑も多かった記憶があります。
かなりの歳月が流れているので、無理もないことでしょうね。
虹を帯びた昇仙峡もきれいでした。
巨峰を食べ放題でしたが、一房の半分しか食べられませんでした。
残りは有料になりますが、ひと篭だけお土産用として購入しました。
帰りのワイン工場見学では、ワインの試飲をしましたが
フルーティワインを1本だけ荷物になるのも忘れて
他のお土産品も買いすぎてしまって、帰りの電車の中で余りの重たさに
年甲斐もなく泣きそうになりました。
それでも、葡萄色に染まった秋の一日は、とても楽しかったです