廃盤蒐集をやめるための甘美な方法

一度やめると、その後は楽になります。

直近の猟盤での成果

2017年06月24日 | Jazz LP (安レコ)
この2週間ほどの猟盤の成果はこんな感じ。 相変わらずの安レコ狙いで、今はこれが一番面白い。

ちなみに、ここで言う安レコとは2,000円未満のレコードのことを言っていて、これはDUの定義に準拠している。 DUでは2,000円未満を「ロー・プライス」、
2,000~8,000円未満を「ミドル・クラス」、8,000円以上を「高額廃盤」、と呼んでいる。 まあ、妥当な線引きじゃないだろうか。




特に意識しているつもりはないんだけれど、最近はスティープルチェイスをよく聴いているような気がする。 全部、1,000円台だ。 安レコ狙いになると、
当然のようにこのレーベルの存在感が増してくる。 昔聴いていた国内盤LPやCDはどれも音が硬くてサウンドに空間的な拡がりが感じられず、音楽を全然
愉しめなかった。 そういう印象があったのでこれまでは避けていたのだが、オリジナルを聴いてみるとそれまでの印象とは全然違う音場感の良さだし、
よくよく考えると値段も安いし、ということで自然と手が出るようになったのかもしれない。 最近24bitデジタルリマスタされてCDが再発されているけど、
音はどうなのかなあ。





Horizonレーベルはチリチリと音の出る盤が結構多くて買えていなかったが、ようやくノイズのない盤が見つかった。 これは嬉しい。
ルネ・オファーマンはちゃんと聴いたことがなかったから、この機会に聴いてみようということで。 どちらも当然1,000円台。





この2枚はさすがに安レコというわけにはいかず、ミドル・クラス。 左の黄色いジャケットのものが青レーベルのレギュラー盤で、右のベージュ色のものが
緑レーベルの初出盤。

緑レーベルのほうが音がいいから、ということで廃盤専門店では高い値段が付いているけれど、こうして聴き比べるとそんなのは嘘だということがわかる。
どちらもフラットだけど材質には違いがあって、緑のほうはブルーノートのレキシントンのような硬くて重い材質、青のほうは普通のルースト盤の材質。
でも音の質感はまったく変わらない。 ちなみに12インチも音の質感は同じで、材質的には最も安定している。 12インチのきれいなものは材質起因の
ノイズは全くないから、やっぱりこれは12インチで聴くのがいいと思う。

だから、緑レーベルは青レーベルと比べて別格の音とか、物凄い音とか、そういう話にはダマされないでね。 




コメント (2)
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