人のご紹介で彼女とお会いしました

紹介者さんからは
「死別シングルの方なんです。彼女の話を聞いてあげて下さい」と言われていました。
見た目はしっかりとしてハキハキ話ているのですが…
彼女の周りの空気が…寒い。
いや…寂しさで冷え切っているかも。
「元気に話されてますが…自○を考えておられますね?」と話すと顔色が変わり…
「ええ、毎日あの世へ行きたいと思っています。朝、目が覚めるたびに自分が死んでいない、と思うのです」と言われました。
ご主人の突然のガン発症。
余命○ヶ月…
出会いの時からの思い出を語り合って、また確かめ合って…

最期の思い出を二人で作れば作るほど切なくなる。
最期まで笑顔だった夫…
「夫のようなおおらかで人に楽しい時間を与えるような性格になりたかったのです。今でも心から愛しています。でもそれが切なくて苦しくて…自分がこの世に置いていかれたと言う気持ちで寂しくて辛いのです」と泣きながら話してくださいました。
それからご主人の思い出をたくさん話してくれました。
今からでもご主人の世界に行きたい。
追いかけて行きたい…
死別シングルの方のお話は…愛が深ければ深いほど、なお深くなる想い。
愛は…苦しいのです。
死んでもなお想い続ける…
「死ねば終わるのは愛ではないですものね」と話すと、
「その通りです、なお深くなるのです」と言われました。
私を連れて行って

魂が叫ぶ。
私をおいて行かないで

夫のぬくもりが刻まれているこの体が張り裂けそうに痛い…
いっそ、死にたい…
死ぬ方法も考えていた様でした。
自○すると行き場所が違うのでご主人には会えません

「死を目的にされるとご主人には会えません。ご主人は生きるために頑張っていた方です」
「…」
「ご主人には毎日会えてますよ」
「え?」
「たまにフワッと風が吹くでしょ?」
「あ…そういえば…」
「まだおられるのです」
「やっぱり…」
「はい
」

「ご遺骨がお家にあると聞きましたが…」
「あります。でも万が一、家が火事になったらどうなるのか、と考えたら外出もできないのです」と言われたので、
「そうですね、火事にならない、なんて確実なことはありません。毎日一人でいる感覚や、火事のことを考えて…あの…提案なんですけど…」と話し、ご主人様の遺骨の形を聞いて…
「いつも二人で居て、もしもの火事のことも考えて…」と話し、あるものを作ってはいかがですか?と話すと、
「それならいいですね、いつも一緒にいられるわ」と笑顔になりました

少しして連絡を頂きました。
「これを持ってからものすごく落ち着きました。死にたいとも思わなくなりました。そして夫の夢も見れるようになり、寝るのが楽しくなりました。それから体がポカポカするので多分夫が抱きしめてくれていると思います…」と言う事でした。
彼女にお願いしたのは…
“ご主人の遺骨が入ったネックレス”
人によっていろんな感覚があって、え?と思う方もおられると思いますが、これをしていないと彼女があっちの世界に引っ貼られる…
ええ、弱っている彼女をあの世へ引っ張りたがっている“良くないモノ”もいるのです。
単純に“愛”だけではなかったのです。
24時間、365日…
あの世へ行くまでずっとご主人に守ってもらって下さい

そして毎日ご主人にたくさん
「愛してる」と言ってあげて下さい。
また来世に必ず“私を見つけてもらう”ためにも


