「最近ある男性から交際を誘われているのですが、前の彼氏のことでまだ心が痛いのかどうも恋愛に対して不信感があります」と話されました。
そしてヒプノセラピーを始めました。
時代は古いヨーロッパ。
「大きな湖があります」と彼女が言いました。
彼女は若い女性である男性と恋をしました。
そして二人は未来を誓ったのでした。
「先生・・私なぜか泣いています」と言いました。
理由を聞くと
「彼が・・他の女性と歩いているのを見てしまったのです」と言って彼女自身の目から涙があふれてきました。
そして彼がその女性に本気であることが判りました。
彼女は静かに引き下がることを思いました。
別れる、別れない、取り返したい・・と思うあの葛藤と戦うことは彼のためにも自分のためにもならないと思ったからでした。
「私って・・ふふふ・・なんか変に大人ですね・・」と言いながらまた涙が流れていました。
そして笑顔を作り、自分の心を静めるように神に祈りました。
村には大きな湖があり、その湖面は穏やかで、鳥が飛んでいます。
「私もあの鳥たちのように・・・いつかツガイになって・・幸せになれるときが来る」と祈ったのです。
そして彼と別れ、彼女はまた普通の日々を送りました。
そして・・・
「先生・・数年、私は誰とも付き合わなかったみたいです」と言いました。
そして
「ああ・・3年かな?」とポツリ。
ある日誰かが家のドアを叩いているのが判り、父親が出ると前の彼が立っていました。
「父がドアの前で怒鳴っています」と彼女がいいました。
そして前の彼女が単なるお金目当てで心の汚れた人だったことに気づき、彼はその彼女と別れたことを告げました。
そして彼は土下座をし、深く頭を下げました。
それでも父は彼を許しませんでした。
なぜなら父は娘の深い悲しみを知っていたから。
母親も父のそばに立ち、
「絶対に許さない」と言ったのでした。
「彼が・・立ち上がり・・父に何か言っています」と彼女が言うので聞くと
「何か・・仕事で成功するから・・・その時は迎えに来ます、と言ったみたいです」。
そして数ヵ月後町のうわさで彼がものすごく働き、頑張っていることを聞きました。
両親は
「最初のうちだけだろう」と言っていたようです。
彼女は
「私は彼を見てみたいと思います」と言いました。
彼はそれから商売を始め、儲けて、会社を大きくしていきました。
「2・3年ぐらいで・・立派な服を着て迎えに来てくれました。しかし私の心はまだ疑いと前の傷が癒えたわけではなかったようです」と彼女は言いました。
そして互いに結婚せず、独身のまま・・一生を終えたようでした。
天からのメッセージが来ていました。
「相手の罪を許しなさい。相手の愛を信じなさい。そして自分の愛を信じなさい」
彼女が大きな声で泣いていたのは言うまでもありませんでした。
セッションは続きます・・・・・
終わったあとに彼女は私に
「はるか前のことをいまだにひきずって・・・私、バカでしたね」と言いました。
「そうね、バカね・・でも女の子だから・・仕方ないんじゃない?」
「そうですね、仕方なかったんですものね、許したフリをして結局自分を押し殺したから」
「うん。でも今世はもうやめようね。幸せになるのに前の荷物は持っていくと邪魔よ」
「はい、そうします。彼、ちゃんと頑張ったんだから認めてあげないとね」
「そうそう。頑張ってくれてありがとう、なのよ」
「はい。今度、告白してくれてありがとう、っていいます」。
ちなみにこの心の原因、前世の彼の顔が今告白してくれている男性。
つまり心の痛みと不信感は・・前世からの痛みなのです。
今世告白してくれている男性はとてもまじめで、評判のよい人。
やはり前世の記憶で「どこかで裏切られるんじゃないか?」と思ってしまったのも当然のこと。
付き合っていないのにその感情が出てくるのが・・魂の記憶なのです。
時間は心の傷を癒す薬です。
そして相手を許すと二つの人間が癒されます。
一人は相手、もう一人は・・・自分自身です。
なぜなら相手を憎むことは自分に毒を飲ませるのと同じ。
話す言霊にも憎しみがこもるからです。
いつまでも毒を自分に飲ませてはいけません。
あなたは相手を恨み自分に毒を飲ませるために生まれてきたのではありません。
相手を許すと神様からの祝福をいただけます。
そして「本当の愛の輝き」に導かれると私は思っています。
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