セレンディピティ日記

読んでいる本、見たドラマなどからちょっと脱線して思いついたことを記録します。

偶然に見つけた論文

2006-07-22 23:25:55 | 思想
長い間書き込んでなかった。土日もいろいろ用事があって時間がとれなかったこともあるが、おもな理由はいろいろ本を買ってはいるが次々目移りしてまともに読み終えたものがないからだ。その場その場で思いつくことはあるのだが・・・
今日はインターネットのウエッブサイトで偶然みつけたある学者の論文を、両面印刷と割り付け印刷で1枚の紙に4ページ分を印刷して50ページぐらい読んだ。ある程度読み終えると次を印刷するとかたちで短いあいだに50ページぐらいになった。歳にもかかわらず老眼の兆候がなくかえって割り付け印刷の細かい文字の方が読みやすい(速読の訓練のせいか?)。
で、その論文についてだが、このブログに書くにはためらいがあった。というのは、その論文で俎上にのせられ批判されているのは恩師でもあり、そして今の僕の考えは批判者側に近いからだ。今の僕の立場(ポパリアン)からすれば、異なった考えを知ることは喜びであり、批判することも批判を聞くことも普通な行為なのだが、恩師というより恩師の拠って立つ思想はこれと大分異なっている(その事情はこの論文の中から理解できる)。したがって、僕がこの論文について肯定的な評価を表すことはフリクションが懸念される。
しかし相手と目的で言説をその場その場で変えて、つねに「(他の目的の)ためにする」言説を行うのはあの思想の人たちであり、わが道ではない。唄の文句ではないが、「どんなときも、どんなときも」である。
で、その論文というのは中央学院大学教授の裴富吉氏の「批判的経営学の興亡」という論文だ。http://www13.plala.or.jp/bae/sumiya.htm
ほぼ消滅したものに「なにをいまさら」ともいえるが、いまだからこそ「興亡」史が書かれる時期かもしれない。読んでみて、ああなるほどと改めて気がつく点がある。


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