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前田大作先生、ご逝去のお知らせ。

26歳から5年間勤務していた東京都老人総合研究所社会学部。

その元社会学部長 前田大作先生がこの火曜日にご逝去されたと

同研究所社会科学系のOBOGネットワークのメールで知った。

 

残念無念である。

このブログでも何度か触れているが、前田先生は、仙台に住んでおられた。

仙台にはここ5年間毎年行っているが、先生にはいつか会えると思って

今日まで来てしまった。

本当に申し訳なく思う。

 

前田先生は若い頃、全国社会福祉協議会の国際部に勤務しておられた。

英語は堪能。

また、35年前であるのにもかかわらず、

社会統計学に強くSPSSの様々な分析手法に詳しい先生であった。

 

当時SPSS初心者であった私は、同期入社の同じく初心者であったT氏と二人、

社会学部長の部屋で何日も猛特訓していただいたことを今でも鮮明に覚えている。

 

先生はとてもビールがお好きであった。

5年間の在職中、よく飲みに誘っていただいた。

外国の社会老年学全般に詳しく、飲みながらもいつもしっかりした口調で

グローバルなお話をしていただいた。

先生は、釣りが大の趣味であったが、何故、釣りが趣味になったのかも

よくお話しされた。

 

私が、神戸の短大、名古屋の女子大と異動している間はなかなかお目にかかる

ことができなかったが、東京経済大学に職を得てからは、お話しする機会にも

恵まれた。

 

ある時、緊急のメールをいただき、ルーテル学院大学の

社会学ⅠとⅡを担当してほしい、ついては国際的な視点から

社会学の教育してほしいとお願いがあった。

今から11年ぐらい前だったと思う。

今も、毎週1回月曜日にルーテル学院大学で教えている。

 

今から6年前には、三鷹の<キンコンカン>というお店に

前田先生をお誘いし、もう一人の

先生に縁のある方を誘い、3人で暑気払いをした。

先生は高齢であるにもかかわらず、大ジョッキを

何と5杯もお飲みになり(私も同じペースで飲んだが)

さすがに心配になって、 飲み会を終えることにした。

 

怒られたことは一度もなかった。

褒めてもらうことは何度か。

私のキャリアーの中では、最も楽しい5年間であった。

 

複数の応募者の中で選んでいただき、今でも本当にありがたく

思っております。

前田大作先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

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12月2日(金)のつぶやき

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