『比較福祉社会学の展開』2024年12月新発売!!2022年『東アジアの高齢者ケア:韓国・台湾のチャレンジ』絶賛販売中!
大学教授キョトンCブログ!!
ストックホルム地下鉄の優先席。
日本だけでなく、スウェーデンにも、地下鉄の<優先席>がある。
スウェーデンの地下鉄は、全て4人1セットのコンパートメントスタイル。
2 対 2 の対面方式である。
日本の地下鉄のような、窓に面して1列横並びのスタイルではない。
優先席も4人。
昨日の午後2時に、2日間4か所のフィールドワークを終えた。
朝も夕方も地下鉄に乗っているのだが、たまたま優先席の近くにはいなかった。
昨日は、帰りの地下鉄で、座席がたまたま空いていたので、座った。
チラミすると、優先席ではないか。
すぐに立ち上がった。
近くに80歳ぐらいの女性が立っている。
指で合図して、ここに<お座りやす!>
すると優先席のすぐ反対側にいた、アイスを食べている14歳ぐらいの女子が、猛ダッシュで席を奪った。
他の3席も、16歳から18歳ぐらいのギャルが占領している。
皆、スマホとにらめっこ。
一言言ってやろうと思ったが、ナイフで刺されても困るので、
ビビリ―マンは、声を発することができなかった。
どの国も事情は同じだなあと思った。
<敬老精神>の文化は廃れてしまった。
それにしても、ストックホルムの地下鉄のブレーキは、クオリティが低い。
運転手のスキルも低いということであろう。
立っている人は必ず、駅に近づくと<ヨロケテ>いる。
私もヨロケ―マンだ。
スタート時も、ヨロケテイル。
その点、日本、台湾のブレーキ機能は、優れている。
スムーズなので、ヨロケーマンはいない。
もちろん運転手の能力の個人差があるが。
韓国の地下鉄は、たまにであるが、ヨロケ―マンになることがある。
でもスウェーデンほどひどくはない。
あのブレーキのかけ方をストックホルムが続ける限り、
高齢者の方が優先的に優先席に座れるようにしないと
転倒して怪我をするであろう。
そういうデータはあるのだろうか。
情報公開してほしいと思う。