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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
ヘルシンキ滞在5日目。インタビュー調査3日目。
フィランドに上陸して、本当に良かった。
13年前にスウェーデン留学した時から、師匠のウーべ・アンベッケン先生に、フィンランドも研究しなはれと言われていたのだが、
今回師匠のアドバイス通り、短期間であるものの、研究調査できている。
帰国後、先生に報告したいと思う。
そう言えば、配偶者のエルスマリー・アンベッケン先生も今年度末で、今のお仕事を退職され、ご夫婦でスウェーデンに帰国される。
日本での4年間の生活は楽しくもあり、ご苦労も多かったことと思う。
また西宮のご自宅に遊びに行きたい。
さて、ヘルシンキでのリサーチは2日間が終了。
1日目は、ヘルスケアセンターを訪問し、ホームヘルプサービスの責任者とスタッフにインタビュー。
名前だけは聞いていた<ラヒホイタヤ>(ラにアクセント!)
この資格を持てば、子供から高齢者まで対象を柔軟に変えることができる。離職・退職を少なくする社会的装置だ。
ここで、SAS(飛行機会社でもなく、統計パッケージでもなく、フィンランドにおける要介護認定グループ)についてしっかり聞くのが、今回の訪問の大きな目的だ。
そうすると、ホームヘルプサービスの責任者のマルヤさんから、
あんさんな、SASの前にな、SAPのこと知らんかったら、どもなりませんよってに。。。と突っ込まれる。
はあ、SAP?
フィンランドの高齢者ケアの研究者は数名しかいないが、彼女・彼らの論文には、SAPの話など、皆目出てきませんよってに。キョトンZZZ!
昨日は、午前中、THL(国立社会保健研究所)を訪問。
プロパーの方は、今夏休みを取っておられるため、2週間のピンチヒッターの方にインタビュー。分野の違う方なので、分かりませんという反応もあったが、
いただいたとても重要なクンタ(基礎自治体)別の印刷資料を、後日エクセルファイルで送っていただくことができるなど、想定外の収穫もあり、大満足。
午後は、ヘルシンキ市福祉部を訪問。ソイニ姉さんは、最初ツッケンドンな方かと思ったが、終わってみれば3時間近くのロングインタビュー。
印刷資料は決していただけなかったが、SASの深ーい話をうかがうことができ、こちらも収穫があった。
SASについても、日本ではあっさりとした紹介しかなかったが、内容はかなりコッテリ。
ソイニ姉さんが詳しく説明してくれえたので、その深さがよく分かった。
スウェーデンよりかなり複雑でR。
今月末締切の連載原稿のことが気になっているのだが(まだ未着手・・・)、
このブログを書きながら、<フィンランドの要介護認定の現状と課題>(仮題)に決定する!
まあ、短いものしか書けないと思うが、最新情報の提供はできるだろう。
今日は、リサーチ3日目(今夜明け前の早朝4時50分)。
午前も午後も、施設ケアの現場を見せていただく。
今日はどんな発見があるだろう。