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大学教授キョトンC日々アラカルト便り!!
保育ママ!
私がたまに行くスナックのママさんの話ではない。
現在、保育所に入れず待機している児童が全国に約25,000名いることは過日述べたところである。
日本には、認可保育園、認定保育園、無認可保育所以外に、<保育ママ>という制度がある。
地域的に限定されており、まだ広がりに欠けている。
全国に約1000人の保育ママがいらっしゃる。
彼女たちは、保育士もしくは看護師の資格を持ち、一定の条件を満たした上で、自治体の研修を受けて、保育ママをしている。
保育できる児童の数は3名以下、補助者がいる場合には5名以下。
当然保育スペースがなければならない。
1000名では、ちと少な過ぎる。
ということで、2010年から、国の事業として、保育ママ制度がスタートすることに。
これまで、資格条件がハードルとなって、ママのなり手が増えなかったことに鑑み、来年度から、資格条件は撤廃。
子育て経験が2年以上ある方が自治体の研修を受けママをはじめることができるようになる。
これまでと同様、連携保育園の確保が難しい。保育ママが保育できない状況に一時的になった時(例えば、インフルエンザにかかるなど)、その児童さんは一般の保育園に行ってもらうことになる。
また、日々の外出の中で、保育園の庭スペースもりようさせてもらうので、関係は密でなければならない。
しかしこの点も、条件を緩和して、連携先を<幼稚園>や<他の保育ママ>とすれば、さらに、この制度が一般化すると思う。
スウェーデンの<家庭保育所>やアメリカの保育ママの制度を学習して、全ての児童に適切な保育環境が提供出来る<児童安心社会>を作ってほしいものでR.
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