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要介護認定 認定調査員テキスト 2009 を読む。

2009年4月1日より、このテキストに準拠して、介護保険の各保険者の認定調査員は調査をしているはずである。

全体で165ページ。

一気に目を通すことは難しい。

が、現実に、調査員担当されている方は、この分厚いテキストを事前に読まなければならない。

このテキストには、認定調査員が訪問調査で実施する<基本調査>について、一項目づつ、詳しく解説されている。

各質問項目について、説明の最後に「異なった選択が生じやすい点」の欄を設け、ガイダンスしている。

今回、いくつかの項目について、このガイダンスが、オカシイザンスということで、認知症高齢者を抱える家族の会をはじめ、各方面から、総ツッコミが入った。

各新聞で取り上げられているので、ご存知の方も多いと思う。

ただ、総ツッコミした割には、各方面の団体が、同じ項目を問題にしているため、ことがらの深刻さがあまり明らかになっていない。

近日中に、誰もしていない小生からの<しょぼいツッコミ>をしたいと思う。

そのツッコミの前に、まず、私がキョトンZZZに陥っていることがある。

それは

つまり

 

基本調査項目の総数である。

2000年 → 2003年 → 2006年 → 2009年

と、毎回3年ごとに、要介護認定の基本調査項目の中身と総数

が変動している。

2006年は全部で82項目であった。2003年は、全部79項目であった。

で今回2009年。全部で74項目と言われている。

現に、件のテキストのp.3とp.6に、74項目と書かれている。

でも

でも

何回勘定しても、76項目にしかならない。

私がもう足し算できなくなっているのか、あるいは厚生労働省の担当者が足し算できなくなっているのか。

それとも、両者とも正解ではなく、別の項目数なのか。

国は、2006年において、中間評価項目得点の合計点が、100点にならず、99.9点で放置するという、小失態を犯している。

0.1点ぐらい、イイジャンと思ってはいけない。

ことは、要介護認定のランクに大きく影響するのだ。

このことに関する詳しい話は拙著『スウェーデンの高齢者ケア』pp.57-60に書いたので、立ち読みしていただきたい。

あまりのショボさに、立ちくらみすることも場合によってはあるので、

晴天で体調の良い時に、本屋に直行していただきたい。

つまり、先方は一度ミスし、しかも訂正もせず放置してきた<過去>がある。

当方も,色々な<過去>があるが、まだ、足し算を間違えるほど、

行っちゃってはいないと思っている。

74項目の謎。

早くスッキリしたい。

 

 

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