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自治会の光と影。

自治会と言う組織は、地域社会学、都市社会学が得意とする対象である。

地域社会学者、都市社会学者の皆様は、居住地の自治会の役員になるなどして、理論だけでなく、実践のアリーナでも活躍なさっていることであろう。

私は、現在の居住地に移り住んで8年目。

自治会区長1年、自治会一般会計1年、自治会副会長1年とこの3年間、自治会にかかわってきた。

やっと先週自治会の定例総会があり、新執行部にバトンタッチし、自治会の全ての役割から解放された。

 

 

言いたいところであるが、

全て実際の仕事は、我が監督にお願いせざるを得なかった。

この3年間、プッツン切れずに良く頑張ってくれたと思う。

慰労を兼ねて、小旅行をしたいと思っている。

これについては、たぶんスルーしない(されない)と思うが・・・。

私は、もっぱら、自治会会議に提出する文書作成と監督の自治会業務で判断に迷う場面での相談相手の役割を遂行した。

我が自治会は、会長、副会長2名、一般会計、特別会計、各部部長、副部長の任期が1年間で、毎年執行部の顔触れが変わる。

上手くいっている自治会の中には、自治会執行部が固定していて何十年も同じ顔ぶれというところもある。

その点我が自治会は、まさに住民主体の民主的自治組織で、風通しの良い、理想的な自治会である。これが、光。

しかし、あまりにも民主的過ぎて、緩い雰囲気が漂い、各執行部、各部会の年度替わりでの引き継ぎがうまく出来ていない。

その背景には、各執行部、各部会の役割分担が明確ではないということがある。

中には、引き継ぐことの責任感がない人もチラホラ。

そのため毎年のように、細かな部分ですったもんだが、あるもんだ。

うちの監督が一般会計を担当した時も、前任者が引き継ぎを適当にしかやってくれなかったので、大いに困った。

でも監督は、偉いと思う。

過去8年間の一般会計帳簿のバックナンバーを精査し、帰納的に細部にわたるルールを同定し、1年間失敗なく、会計業務を遂行した。

一般会計は簡単だと思われる向きがあるかもしれないが、うちの自治会については、それはそれは複雑怪奇もの。

専門社会調査士の申請を私よりも先にやってもらっても良いぐらいだ。

加えて、次の新人一般会計には、手取り足取り<引き継ぎ>をしていた。

本当に立派だと思う。

地域社会、コミュニティと言えば聞こえは良いが、住民あるいは執行部の中には、途轍もないワルがいることもまた事実なのである。

この3年間で、自治会の影もしっかりと学ばせてもらった。

 

 

 

 

 

 

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