salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

ホワイトバンド

2005-09-01 14:05:29 | Weblog
ホワイトバンドをつけている。

「ほっとけない 世界の貧しさキャンペーン」の一環で
ホワイトバンドをつけることによって
「世界の貧困をなくす活動に賛同する」という意志表示になるそう。

テレビCMで、サッカーの中田選手とか、ミスチルの桜井さんとかが
3秒ごとに指をパチン、と鳴らしている映像が流れている
あの意味は、「3秒ごとに子どもが貧困で死んでいっている」
ということを表す。

頭ではわかっている、そういう現実を
このキャンペーンで改めて考えさせられる。
戦争もそうだけど、夢を持つことも知らず、できずに
死んでいく子どもたちがいることを。
人は、どこに生まれるかで、全然違う人生になることも。

子どもを飢餓から救うとか、地雷撤去とか
実際に活動しているわけでも、できるわけでもなくて
そう考えると、ホントに無力というか、結局他人事みたいにしか
感じられない自分に、ちょっと嫌気がさしたり
それなのにホワイトバンドをするのって、ちょっと偽善的な
後ろめたさを感じなくもない。
だけど、何もしないよりはいいかな、と。

実際ホワイトバンドの活動は、厳しい現実を広く知らせ
考えさせる、そういう意味合いもあるそうだし。

私が買ったころは、品切れ状態の店が多かったけれど
今は供給が追いついてきて、買えるみたい。
ひとつ300円で、寄付ではなく、貧困撲滅のための
活動資金になるそうです。

話は変わって、イラク戦争が始まったとき
あるミュージシャンが新聞に
「戦争反対」の意見広告を出したことに対し
「偽善的。売名行為だよね、腹立つ」って言った人がいた。
「あれは必要な戦争だよ、仕方ないんだよ」とも。
耳を疑った。
もちろん、賛否は人それぞれ意見があるけれど
偽善的ってとってしまう、その人の心が怖かった。
当時、ちょっとだけお世話になってる人だったし
食事の場でほかの人もいたから、そのままにしてしまったけど
ずっと心に引っかかっている。

戦争も貧困も、「仕方ない」で済ませられることではない。
どうしたらいいんだろうね。
つくづく無力を感じる。


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6 コメント

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Unknown (naka)
2005-09-01 18:38:05
このキャンペーンできっかけは出来たわけですから多くの実情を知り、今後を考えていけたらと思います。
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そうですね (kyoca)
2005-09-05 21:57:20
nakaさん、コメントありがとうございます。

今回のキャンペーンをきっかけに、ひとりひとりが現実を知り、声をあげ、それが大きな流れに

なればいいなと、私も思ってます。

一時の活動ではなく、何かの形でずっと

続けられればいいですよね。
返信する
ホワイトバンド (aoi)
2005-09-25 19:54:49
ホワイトバンド、なんだか偽善的であんまり好きではないです。



貧困がどうして起こっているかご存知ですか?先進諸国の人々が嗜好品を口にしたり、牛肉を口にすることが、貧困の要因だったりします。



ホワイトバンドをつけている人は、コーヒーを口にするとき、ケーキを口にするとき、牛肉を食べるとき、御飯を食べれずなくなっていく人の事を想うことがあるのかしら。
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aoiさんへ (kyoca)
2005-09-28 01:19:16
コメントありがとうございます。



そういう意見があるのは、もっともだと思います。

貧困がなぜ起こるか、それを考えるきっかけに

なっているとすれば、ホワイトバンドの意義もあるのでは、と私自身は思っています。

おいしいものを食べるとき、特に必要でもないのに

ブランドバッグを買おうとするとき、etc…。

そういうとき、貧困によって死んでいく人がいることが

少しでも頭によぎれば…。



ホワイトバンドを知り、積極的に買った人は

少しは意識が変わっていってるんじゃないかな。

楽観的かもしれないけれど

何もしないで無知でいるより、いいと思っています。

一過性のイベントで終わらせては

いけないとは思いますが。
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貧困が起こる理由 (aoi)
2005-10-26 09:11:14
貧困が起こるのは、美味しいものを食べているからとかブランド物の為という漠然とした理由ではないと思います。



例えば、お肉にしても鶏肉より牛肉を生産するのにたくさんのえさと水がいります。そのために、牛肉でなく鶏肉を食事にしたほうが、より多くの人が食事をできます。チョコレートやコーヒーといった嗜好食品を作るのをヨーロッパの植民地支配のときに余儀なくされ、それ以来そういったものを作り続けている人たちが、食べ物を作れれば、飢え死にすることが少なくなるのではと思います。



ホワイトバントで、表面的に態度を示すのではなく、もっと根本的に飢えについて考え、今日は牛肉をやめて鶏肉を食べようとする姿勢も大事だと思います。
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aoiさんへ (kyoca)
2005-10-28 14:45:01
贅沢な食事とかブランドものとか

ちょっと例えが安易で、ちゃんと伝わってなかったですね。



ここで取り上げたホワイトバンドって、牛肉やチョコレートやコーヒーのことを知らない人に知らせるチャンスじゃないかって、私は思うんです。

チョコやコーヒーとか、ごく身近なものを口にするほどに、過酷な労働を強いられたり、搾取される人たちがいる現実なんかを。

じゃあ食べなければいい、とはまた違うんですが…。

フェアトレードなんかも、あんまり定着してないけれど

貧困について、考えられるひとつのチャンスですよね。



以前仕事で、フェアトレードに関わっている人と話をし、「私たちの製品や活動を通して、世界のことを知ってもらうことが、まず大切」って言っていました。

ホワイトバンドもその考え方だと思うんです。



小さなチャンスかもしれないけど、そこまで否定してしまうのは、さみしいかな。

興味なければ気にも留めないバンドを、何軒も探して購入する人だっているんですから、そういう心の動きが大きな流れになればと思っています。



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