この間、駆け足で歩き回った横浜で見つけた
新たなお気に入りスポット。
これ、窓に書かれた文字です。
雑誌の見開きみたいだね。
場所は横浜、「象の鼻テラス」。
詩的で心を揺さぶる、ざわつかせる言葉たちが
質問形式で窓に書かれています。
海に面したパーク、その向こうに停泊する客船。
そして投げかけられた言葉たち。
夏の光も港の風も行き交う人も車からも隔てられた場所で
言葉を追っていくうちに、気持ちが静かになっていく。
質問の最後に、「質問者/谷川俊太郎」の文字が。
深く納得。
2009年、横浜開港150周年の記念に整備された
象の鼻パーク。
そのテラス内は、カフェスペースやオブジェがあり
アートなどの文化交流の情報、イベント情報、書籍などが
自由に見られるスペース。
ひとりでお弁当食べたり、カフェで買ったドリンクで休憩したり
パソコン持ち込んでお仕事してたり
その場にいる人たちは、それぞれが思い思いに過ごしていて
なんとも居心地がよいのです。
ひとりで来ても、「なにかとつながれる」ような感覚。
それは、人かもしれないし、情報かもしれないし、
アイデアかもしれないし、自分自身かもしれない。
もしかしたら、過去や未来かもしれない。
この場所の、その時間だからつながれるもの。
窓の文字をみつめながら、その向こうの景色をとらえつつ、
心がたどって行き着くのは、どこだろう。
触れられたり、目に見える「つながり」だけじゃなく
とてもたよりなく、うっかりしていると見過ごしてしまうような
そういうつながりこそ、大切だったり自分に必要だったり。
ふと、そんなことを思った午後。