年末に読んだ本、忘れないために感想を。
『ラジ&ピース』(糸山秋子・著 講談社)
自分が傷ついていることに気づいて
さらに傷つくことがある。
だから、傷ついていないふりをしたり
傷ついていることに気づかないふりをしたり。
それはある種の「防衛」。
大人のやり方?
そうやって折り合いをつけて生きていくこと。
それができてラクになるときも、あるにはある。
そうやっているうちに、心ってかたくなるわけで。
泣けなくなったり。
必要以上に尖ってみたり。
満ち足りてしまうことを恐れるように、孤立したり。
でも思い出したように涙が出たとき
思いがけず、その温かさを知る。
その温度が生きる力になったりもして。
そうやって生きている人たちが
たくさんいるなあ、と。
この小説から、そんなことを思いました。
自分の居場所があるって、幸せなこと。
そこから見えるものを、目をこらして見つめないと。
さみしくて弱くて強い、女性DJの物語。
本の装丁もステキです。
『ラジ&ピース』(糸山秋子・著 講談社)
自分が傷ついていることに気づいて
さらに傷つくことがある。
だから、傷ついていないふりをしたり
傷ついていることに気づかないふりをしたり。
それはある種の「防衛」。
大人のやり方?
そうやって折り合いをつけて生きていくこと。
それができてラクになるときも、あるにはある。
そうやっているうちに、心ってかたくなるわけで。
泣けなくなったり。
必要以上に尖ってみたり。
満ち足りてしまうことを恐れるように、孤立したり。
でも思い出したように涙が出たとき
思いがけず、その温かさを知る。
その温度が生きる力になったりもして。
そうやって生きている人たちが
たくさんいるなあ、と。
この小説から、そんなことを思いました。
自分の居場所があるって、幸せなこと。
そこから見えるものを、目をこらして見つめないと。
さみしくて弱くて強い、女性DJの物語。
本の装丁もステキです。