salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

甘えすぎですかね。

2007-03-18 02:33:16 | 出来事
ひよこ(娘)を連れて歩く際
ずいぶん、人様の親切に助けられている。

気に入らないことがあると
スーパーで、電車内で、道端で
ところかまわずひっくり返って泣くひよこに
声をかけてくれたり、アメをくれたり
「抱っこ抱っこ」とだだをこねられ
荷物を抱えてひよこを抱っこしているとき
年配の女性に、荷物を持ってもらったこともある。
顔なじみの新聞配達のおじさんに
スーパーの袋をバイクに乗せて、運んでもらったり。

子どもを持つ前から、今の町に住んでいたけれど
若い世代も多い土地なので
あまり人と人の関わりが強くないところだと思っていた。
子どもを持ってから、印象がすごく変わった。
困っていると、誰かどうか声をかけてくれる。

そういう空気に、つい甘えていたのかな。
先日、とあるお店で嫌な思いをして
むかっ腹立て、その後、自分の考えの甘さも痛感。

近所のママ友達に、「子どもたちに開放しているお店があるから
のぞいてみない?」と誘われた。
「自然と関わる生活の提案」をテーマとしたショップで
木のおもちゃや自然派化粧品、体にやさしい食材なんかを扱っている。
手作り作家の作品なんかも置いてある。
おもちゃは手にとって遊んでOKで
大人は買い物を楽しめ、子どもも退屈しない。

ところが、大人が考えるほど子どもは甘くない。
最初のうちこそ、木のおもちゃで遊んでいたけれど
そのうち店内を移動、食べ物のコーナーへ。
袋入りのお菓子を手に取り、封を開けようとしたひよこ。
あわてて取り上げ、「お店のだからダメだよ!」と注意する後ろから
「袋、開けないでよ!」
ややヒステリックな中年女性スタッフの声。
こっちに非があるので、おおっぴらにはいえないけど
やな感じ。

さらに、何が気に入らなかったか忘れたけど
私の手をふりほどき、店内を走り出すひよこ。
ガラスのカップなんかがディスプレイされているコーナー、
危ないなあ、と最初から思っていたんだけど
よりによって、そこへ向かう…。
つかまえて、「ここで走ると危ないからやめて!」
そう叱っている後ろから、さっきのスタッフが
「ここで子どもを走らせないでくださいね!
なにかあっても、こちらは責任とれませんから」

んなこと、わかってるわ!
だから怒って言い聞かせてんだろうが!
べつに走らせたわけじゃないさ!
2歳になりたての子どもに、走るなっていうのは
通用しないんじゃい!
万が一ケガしたら、親の責任だし
袋破っちゃったり、カップを割ってしまったら
買い取ればいいんでしょ! と、こっちもつい
ふてぶてしい気持ちになる。

…そうはいえないんですけどね、もちろん。
悔しい、悔しい、悔しい、と頭の中グルグル。

子どもに開放するなら、ディスプレイに気をつかってほしいし
それが無理なら、開放なんかすんな。
子どもに安全でやさしいおもちゃ、とか置いているのに
やることが中途半端なんだよ、と心の中で悪態をつきつつ
自分がどこかで、子育ての恵まれた環境に慣れて
甘えていることも痛感。

昔みたいに、近所の人がよその子どもを叱るっていうのは
さすがにないので、私自身も慣れてないから
人から子どもに対してキツイ言い方されると、へこむ。
あれは叱るっていうか、嫌味だね。
「うちに来ていいのは、お上品なお子様だけよ」って。
物の言い方で、受け取る印象も違うということも実感。

お店自体は素敵だし、買ってきた天然酵母のパンは
すごくおいしかったので、残念な出来事。
ああ、ついつい愚痴っぽくなってしまうなあ。
人間、できてない。

悔しさと悲しさと反省とが入り混じった1日でした。