salt&pepper days 

ともすれば、子どもとの時間に埋もれそうな日々。でもやりたいことは他にもいっぱい。刺激を求めて悪あがき中。

今年のひなまつり

2007-03-03 23:39:38 | 出来事
大人になってからは
ひなまつりは年中行事のなかで、やや存在が薄かった。
昔はちゃんと雛人形を飾っていた。
その頃、雛人形は祖父母の家に置いてあり
その地域のお節句は4月だったから
ちょうど春休みに遊びに行っていたときにお祝いしていた。

雛人形を自分の家に持ってきてからは
母も私が大きくなったからか、飾らなくなり
私も積極的には「おひなさま出そう」とは言わず
ずいぶんと顔を見ていない。

ひよこが生まれ、ひよこの雛人形を飾るようになって
がぜん、ひなまつりを意識するようになった。
といっても、今年のひよこはいたずら盛り。
人形を引き倒したり、段に上ったりしかねないと
出すのをためらっていた。
先週、姑と義弟が遊びに来ることになったのをきっかけに
やっと飾った。
案の定、ひよこは牛車の金具を外したり
桃と橘の飾りも、しばしば落っことす。
三人官女の手に持たせた小物(何て言うものだっけ?)も
いつのまにか曲がってるし。

今日、夫は休日出勤&飲み会なので
「男は勝手にせい」と、女の子(ひよこと私ね)だけでお祝い。
といっても、桜餅買ってきて、ちらし寿司を食べただけだけど。

テレビのニュースで、雛人形を川に流す「人形供養」の映像を見た。
舟に、全国から送られてきた雛人形千体(?)を乗せ
川からやがて海へ…って、そのまま流しちゃうの??
つまり、もう飾られることのない、持ち主のいなくなった人形ということか。

うちの人形は、明日しまおう。
買った人、贈った人、それを飾る人の想いが込められた人形は
一年のこの時期だけ日の目を見て、またお休み。
ずいぶんと日の目を見ていない、私の雛人形たちも
祖父母や両親の願いが込められていたのだと
いまさらながら思ったひなまつり。