皇室典範改正について、政府案に反対する勢力を「男系派」、支持勢力を「女系派」と呼ぶと「男尊女卑」「男女平等」「ジェンダーフリー」といった余計な要素が紛れ込んでしまいどうもよろしくない。
そこで、今後「玄倉川の岸辺」では、いわゆる男系派を「皇統派」女系派を「直系派」と呼ぶことにする。
私自身はまぎれもなく皇統派だが、直系派の考え方にも一理あることを認めるのにやぶさかでない。ロボット工学の専門家が座長としてまとめだけあり、機械的な長子優先は合理的な考え方である。また、現在の国民感情を重視している点は民主的だ。
だが、「合理的・民主的であること」を至上価値とすれば、そもそも世襲の天皇を戴く必然性がない。
私は断然「古代からの歴史と伝統」を選ぶ。
以前にも書いたが、私には直系派の主張は「果実を守るために果樹を切り倒す」ようなものとしか思えない。
以下は2ちゃんねる某スレッドからの引用だが、皇統派と直系派の考え方をうまくまとめてある。
最後の文章を含めて大いに同意する。
そこで、今後「玄倉川の岸辺」では、いわゆる男系派を「皇統派」女系派を「直系派」と呼ぶことにする。
私自身はまぎれもなく皇統派だが、直系派の考え方にも一理あることを認めるのにやぶさかでない。ロボット工学の専門家が座長としてまとめだけあり、機械的な長子優先は合理的な考え方である。また、現在の国民感情を重視している点は民主的だ。
だが、「合理的・民主的であること」を至上価値とすれば、そもそも世襲の天皇を戴く必然性がない。
私は断然「古代からの歴史と伝統」を選ぶ。
以前にも書いたが、私には直系派の主張は「果実を守るために果樹を切り倒す」ようなものとしか思えない。
以下は2ちゃんねる某スレッドからの引用だが、皇統派と直系派の考え方をうまくまとめてある。
最後の文章を含めて大いに同意する。
男系を維持すべし=皇統の正統性を守ることが大切
(特徴)
◎ 天皇や皇室は日本文化の柱であり歴史と伝統を体現しながら継承する存在
◎ 天皇や皇族を個人崇拝するのではなく、皇室が継承している伝統や
文化的精神的価値を崇敬の対象と考える
◎ 国家の基本コンセプト(国体)の問題として天皇のあり方を考える
◎ 正統性は確固たる歴史と伝統に由来する
◎ 比類のない皇統の伝統の重みこそ皇室の安泰に不可欠
◎ 象徴=国家の最高権威
◎ 権威(天皇)>国家権力の形こそ統治の安定につながる
◎ 理論型皇室像
女系でもいいじゃないか=今上天皇家の家系を守ることが大切
(特徴)
◎ 今上天皇や皇室ファミリーに対する愛着や人気が皇室を支持の重要な柱
◎ 天皇存在の根拠は日本国憲法である
◎ 象徴天皇の機能や制度的役割を重視
◎ 今風の価値観に基づく皇室を志向
◎ 正統性は国民の支持(世論)に由来
◎ 継承者の数的安定=皇室の安泰
◎ 象徴=マスコット
◎ 国家権力>天皇(法定天皇)
◎ テレビ型皇室像
客観的に男系と女系の論拠を見るとこんな感じです。女系容認論は天皇の正統性を移ろいやすい現時点での国民世論の支持に置いていますが、「世襲制君主」の永続性を担保できる根拠であるかを考えると、将来的に皇室の廃止も睨んだ考えであることが伺われます。そもそも世襲身分の支持根拠を世論におくことは論理破綻しています。
男系維持は、皇族に新たに男子が誕生するか、旧皇族を何らかの方法で皇族に復帰させなければなりません。男系男子の継承者さえ担保できれば、皇室の永続性は女系容認よりも安泰であると思われます。
どちらにせよ皇室の根幹に関わることを決めるのにあの「有識者会議」では権威がなさすぎます。
また皇族方に対して問答無用の態度は許せません。
政府や国会が皇室と皇族方のご意見をよく伺った上で、慎重に審議して政府の責任で決めるべき問題です。
本来なら権威ある人たちが、身近に寄ってきてくれるから嬉しいのではないのでしょうか?
慈善事業に足繁く通うから天皇に戴いているのではないはず。
天皇陛下のお仕事は、神事と国事行為ですが、直系派がお仕事への適正で自説を補強した話を聞いたことがありません。慈善事業や、一般参賀のことをお仕事と勘違いしているような気がします。しかし、あれは余技です。
直系派の方々の気持ちは私にはよくわかりませんので…
トーマスさんやトントンさんのような直系派がいらしたら書いてくださるでしょう。
>Unknownさん
たしかに「理論型皇室像 <> テレビ型皇室像」という対置のしかたは後者を貶めているようで良くありませんね。
「理念的 <> 実感的」としたほうがいいのかも。
旧皇族が復帰しても男系じゃ後継者不足に悩むことが目に見えてるから、
現皇族がいなくなり何十年も平民だった旧皇族ばかりになってから女系容認にするよりも、今容認したほうがええんちゃう?
って程度ことじゃないですかね?いや、どっちの気持ちも俺にはよくわからんですが
ちなみに、今皇族は22人、旧宮家も40人くらいいらっしゃいますから、皇族100人は決して非現実的な話ではありません。
昔の系図を見ていると、皇位というのは皇族の中で持ち回りだったのではないかとすら思えてきます。特定家系に対する信仰はあまり感じられません(勿論皇族という縛りはあり)。
しかし、少子化が進むと、返って養子が復活するようになったりして。
実の親による虐待とか、子育てを保育所に任せっきりの親が増えているこの世の中で、実の親幻想にしがみつくこともあるまいと思う。
そっか、養子制度を認めると核家族(制)が崩れて、戦後の文化的前提が崩れるのか。
朝日新聞許すまじ!!
>皇族が100人(妻子供も入れて)くらいい>れば、どこかの家系では父系男子が生まれる>のではないでしょうか。
>
>ちなみに、今皇族は22人、旧宮家も40人>くらいいらっしゃいますから、皇族100人>は決して非現実的な話ではありません。
残りの38人は何処からいらっしゃるんでしょう?旧宮家の方々が全員復帰なされるとはかぎりませんし、さらに現皇族の方々はお年を召した方が大半でいらっしゃいますが・・・
それこそ非現実的な話じゃないですかね?
それに、私が以前提案した、準皇族、という形にして、国家財政とご本人への負担を減らすという方法もあると思います。