昨日(29日)から始まった臨時国会における安倍首相の「所信表明(演説)」を聞いて(本当は、今朝の新聞でその全文を読んで、であるが)、本当にこの人の頭はどうなっているのか、彼の目に僕たち民衆(国民)の現実=姿は映っていないのではないか、と思わざるを得なかった。
かげりの出てきた(インチキがばれてきた)「アベノミクス」に代わって、「女性の活躍」と「地方創生」を掲げた今回の演説を聴いて、不思議だと思ったのは、あれほど物議を醸した「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%に増税」問題については、一言も触れていないことであり、御嶽山が噴火して多くの犠牲者が出て、改めて日本列島が「火山列島」だと言うことを認識させられたのに、日本でも名だたる火山である桜島と普賢岳(長崎県)を近くに控えた「川内原発」の再稼働を再検討するそぶりも見せず、原発の状況をフクシマ以前に戻そうとする意思を明確にしたこと、である。
おそらく、ガチガチの国家主義者(国民主権否定論者)のブレーンの言いなりに、国民(民衆)の実態を無視した「所信表明演説」を行ったのだろうが、「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%増税」に一言も触れず、原発の再稼働を推進することを表明した昨日の安倍首相の演説ほど、国民を馬鹿にしたものはないのではないか、と思わざるを得なかった。この人の言葉は、前から言ってきているように「空疎」で「観念的」であり、現実に根ざさない点を特徴としているが、今回の演説はその最たるものであった。
安倍首相の言動が「空疎」で「観念的」だということのもう一つの理由は、「女性登用」の見本を示すとばかりに今度の内閣改造で「5人」の女性閣僚を任命したことにも現れている。それは、女性閣僚のうち高市早苗総務大臣ともう一人が、ナチス(ヒットラー)を尊敬する極右団体の幹部と写真に収まりながら、そのことが明らかになると、「政治家はたくさんの人と面会する。一緒に写真を撮った人が何者であるか知らなかった」と弁明したが、常識的に考えて、インタビュー記事を書こうとする人間が何者であるかが分からないで、インタビューに応じる政治家がいるか、と考えれば、高市たちの弁明が「嘘」であることは、一目瞭然である。さらにほど猪は、山谷えり子という国家公安院長である。国連でも問題視された「ヘイトスピーチ」を繰り広げている「在日特権を許さない会」(在日に特権など存在しないのに、誰に吹き込まれたのか、在日朝鮮人・韓国人の「歴史」を無視して「差別」的な言動を繰り広げている、安倍首相の応援団)の幹部とやはり写真に収まりながら、「そんな人は知らない」としらばっくれる厚顔ぶり。つまり、安倍首相の「女性登用」の実態は、単なる自分と同じ「極右」思想を持つ女性たちを登用しただけで、「女性差別」の解消とは全く別物であるということを暴露したのだが、そのことがマスコミをにぎわしているにもかかわらず、安倍首相は「厚顔無恥」そのままに、今回の所信表明(演説)でも「女性登用」を言い続けている。
忘れていたが、沖縄の普天間基地の辺野古沖への移転に関しても、アメリカの言いなりに、県民の大多数が反対しているにもかかわらず、強引に移転(新基地建設)を進めようとしている。沖縄県民の声を無視して「地方創生」などとよく言えるな、というのが僕の率直な意見だが、いよいよ僕らも「目を覚ます」必要があるのではないか、と思っている。
彼は、たぶん、今この日本で起こっていることの真の意味を分かっていないのだろうと思う。だから平気で、あれほど反対の多い「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%増税」について黙し、「原発再稼働」推進を大声で唱えることができるのだろう。自民党が大勝した先の衆議院選挙及び参議院選挙で、原発に関して「徐々に減らしていく」と公言したことは、どこへ行ったのだろう。
その意味で、僕らは彼(権力)の「暴走」を許さないためにも、権力に対して「異」を唱え続ける必要がある。沖縄県知事選で、福島県知事選で、僕らの意思を示そう!
かげりの出てきた(インチキがばれてきた)「アベノミクス」に代わって、「女性の活躍」と「地方創生」を掲げた今回の演説を聴いて、不思議だと思ったのは、あれほど物議を醸した「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%に増税」問題については、一言も触れていないことであり、御嶽山が噴火して多くの犠牲者が出て、改めて日本列島が「火山列島」だと言うことを認識させられたのに、日本でも名だたる火山である桜島と普賢岳(長崎県)を近くに控えた「川内原発」の再稼働を再検討するそぶりも見せず、原発の状況をフクシマ以前に戻そうとする意思を明確にしたこと、である。
おそらく、ガチガチの国家主義者(国民主権否定論者)のブレーンの言いなりに、国民(民衆)の実態を無視した「所信表明演説」を行ったのだろうが、「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%増税」に一言も触れず、原発の再稼働を推進することを表明した昨日の安倍首相の演説ほど、国民を馬鹿にしたものはないのではないか、と思わざるを得なかった。この人の言葉は、前から言ってきているように「空疎」で「観念的」であり、現実に根ざさない点を特徴としているが、今回の演説はその最たるものであった。
安倍首相の言動が「空疎」で「観念的」だということのもう一つの理由は、「女性登用」の見本を示すとばかりに今度の内閣改造で「5人」の女性閣僚を任命したことにも現れている。それは、女性閣僚のうち高市早苗総務大臣ともう一人が、ナチス(ヒットラー)を尊敬する極右団体の幹部と写真に収まりながら、そのことが明らかになると、「政治家はたくさんの人と面会する。一緒に写真を撮った人が何者であるか知らなかった」と弁明したが、常識的に考えて、インタビュー記事を書こうとする人間が何者であるかが分からないで、インタビューに応じる政治家がいるか、と考えれば、高市たちの弁明が「嘘」であることは、一目瞭然である。さらにほど猪は、山谷えり子という国家公安院長である。国連でも問題視された「ヘイトスピーチ」を繰り広げている「在日特権を許さない会」(在日に特権など存在しないのに、誰に吹き込まれたのか、在日朝鮮人・韓国人の「歴史」を無視して「差別」的な言動を繰り広げている、安倍首相の応援団)の幹部とやはり写真に収まりながら、「そんな人は知らない」としらばっくれる厚顔ぶり。つまり、安倍首相の「女性登用」の実態は、単なる自分と同じ「極右」思想を持つ女性たちを登用しただけで、「女性差別」の解消とは全く別物であるということを暴露したのだが、そのことがマスコミをにぎわしているにもかかわらず、安倍首相は「厚顔無恥」そのままに、今回の所信表明(演説)でも「女性登用」を言い続けている。
忘れていたが、沖縄の普天間基地の辺野古沖への移転に関しても、アメリカの言いなりに、県民の大多数が反対しているにもかかわらず、強引に移転(新基地建設)を進めようとしている。沖縄県民の声を無視して「地方創生」などとよく言えるな、というのが僕の率直な意見だが、いよいよ僕らも「目を覚ます」必要があるのではないか、と思っている。
彼は、たぶん、今この日本で起こっていることの真の意味を分かっていないのだろうと思う。だから平気で、あれほど反対の多い「集団的自衛権行使容認」や「消費税10%増税」について黙し、「原発再稼働」推進を大声で唱えることができるのだろう。自民党が大勝した先の衆議院選挙及び参議院選挙で、原発に関して「徐々に減らしていく」と公言したことは、どこへ行ったのだろう。
その意味で、僕らは彼(権力)の「暴走」を許さないためにも、権力に対して「異」を唱え続ける必要がある。沖縄県知事選で、福島県知事選で、僕らの意思を示そう!